東京2020応援プログラム 64年大会ボランティア経験者が語る バリアフリーの発展と未来

10月6日(日)日本赤十字社本社で、赤十字語学奉仕団・日本赤十字社主催「東京2020応援プログラム 64年大会ボランティア経験者が語る バリアフリーの発展と未来」を開催しました。本イベントは、来年の東京パラリンピックに向けて機運を高めるために企画された東京2020応援プログラムです。

イベントでは、赤十字語学奉仕団結団当時に活動したお二人と、障害を抱えながらもご活躍されているゲストをお二人お招きし、障がい者への接し方について参加者と共に考えました。

赤十字語学奉仕団

1964年の東京パラリンピックにおいて海外から来日する選手を迎えるため,日本赤十字社パラリンピック通訳奉仕団が結成されました。団の名称から、活動内容は通訳を想像されるかもしれませんが、当時の通訳奉仕団の活動内容は通訳だけに留まらず、パラリンピック選手が滞在期間を満足に過ごせるように観光ガイドや羽田空港での出迎えなども行いました。

通訳奉仕団は後に赤十字語学奉仕団となり、64年大会以降50年以上活動しています。現在の赤十字語学奉仕団も、パラスポーツ大会での通訳や車いす介助、アクセシブル東京など様々な活動を行っています。

第1部

第1部は、1964年大会の際に活動した吉田紗栄子様と齋藤明子様が、対談形式で当時を振り返りながら日本の障害者への接し方について、参加者に伝えました。

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 64年当時、活動をとおして海外のパラリンピック出場選手の生活全般を支えていたお二人は、海外選手たちの明るさや行動力に触れ、日本の障害者との差に驚いたそうです。現在の日本は、64年と比べるとバリアフリー化は進んでいますが、健常者と障害者という線引きがまだ残っており、今後は”心のバリアフリー”を発展させたいと語りました。

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第2部

第2部は、障害を抱えながらもご活躍されている正光寺しなの様(自閉症)と綱川泰典様(視覚障害)をお招きし、アトラクションを披露しました。

正光寺しなの様は落語や話芸を披露し、終始会場が笑いに包まれました。特に後半の話芸では、正光寺様の歌に合わせて参加者が踊ったり、正光寺様の出したクイズに参加者が回答したりと、参加者も正光寺様の「おもしろい」に魅了されました。

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綱川泰典様はフルートを演奏し、トークを交えつつ5曲披露していただきました。最後の「ラデツキー行進曲」では参加者の方も手拍子で演奏に参加し、会場が和やかな雰囲気になりました。

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第2部ではゲストお二人の障害を感じさせないアトラクションを拝見し、第1部で吉田様と齋藤様がおっしゃっていた「日本における心のバリアフリー」について、改めて考えさせられました。

お越しいただいた参加者の方も笑顔で帰っていかれ、温かい雰囲気の中イベントを終えました。

今後のお知らせ

11月は、赤十字語学奉仕団・日本赤十字社主催、東京2020応援プログラムの第2弾が開催されます!次回は「現在のバリアフリー」について施設と心の両面から考えるようなイベントとなっていますので、興味のある方はぜひご参加ください!
参加については、2020sankaku1110@tok-lanserv.jp まで、件名に「東京2020応援プログラム参加申込」と明記のうえ、お名前、参加人数をお知らせください。

~開催概要~
■赤十字語学奉仕団 アクセシブル東京の活動から見るバリアフリーの発展
 (1)日時 11月10日(日)13:00~16:00
 (2)場所 日本赤十字社本社 201会議室
 (3)目的 アクセシブル東京の活動内容について紹介。
       バリアフリーである社会環境について考える機会をつくる。
       ※アクセシブル東京は現地確認を行い、車イスでの観光する際のバリアフリー情報を提供
        および観光介助 http://accessible.jp.org/tokyo/
 (4)内容
   ■日本赤十字社および赤十字語学奉仕団のご紹介
   ■第一部:アクセシブル活動の変遷と東京バリアフリーの現状
   ■第二部:目の見えない人と車椅子利用者の目線から都内散策、街の問題を探る
        ゲスト:綱川泰典様、向後善一様