連盟がボランティアに関する調査結果を公表~赤十字は世界最大のボランティア組織

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地震で家を失った人びとに仮設住宅の建築資材を提供するネパール赤十字社。最前線ではいつもボランティアが活躍しています

ボランティアは社会的にぜい弱な人びとの苦痛を軽減し、生活を改善するために極めて重要な役割を担っています。

中東のシリアでは実際、シリア赤新月社(イスラム圏の赤十字)のボランティアが、武力衝突によって破壊された街や住む場所を失った人びとに対する救援活動の部分を担っています。

国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)は、今年12月5日の国際ボランティアデーに際して、世界の赤十字・赤新月社のボランティアに関する調査結果を公表しました。一部をご紹介します。

  • 赤十字・赤新月社は世界で最大のボランティア団体である
  • 毎年およそ1700万人のボランティアが赤十字の活動に従事している。そのうち、900万人を30歳以下の若年層が占めている
  • 世界189社のうち52社ではそれぞれ、1万人以上のボランティアが活躍しており、うち21社には5万人のボランティアが登録している
  • 世界中で約45万人の赤十字・赤新月職員が、ボランティアとともに人道支援活動を展開している。ボランティアと職員の割合は、先進国では9対1だが、発展途上国では180対1である

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300人を超える移民に対して食料や生活必需品を提供するギリシャ赤十字社のボランティア

連盟は2011年に発表した「ボランティアポリシー」で、ボランティアを次のように定義しています。

「赤十字・赤新月ボランティアとは、一時的にもしくは定期的に各社と一緒に活動する人びとを指す。それは、自由意思によって人びとが行うものであり、物理的もしくは経済的利益への欲求もしくは、外部の社会的、経済的、政治的プレッシャーによって展開されるものではない」

なお、今回の調査結果は、158社の600人のボランティア・職員らの声や、外部有識者の知見を元に導き出されたもので、地域や世界における社会的変化の中で生じる、ボランティア活動の促進や支援に関する課題を浮き彫りにしています。