赤十字語学奉仕団創立50周年記念式典 語学を通じた人道支援活動をこれからも

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50年にわたるボランティア活動に対し、近衞社長(写真左)から金色有功章が語学奉仕団に授与されました

通訳や翻訳などの語学力を生かしたボランティア活動を行う赤十字語学奉仕団の創立50周年を祝う記念式典が10月25日、日本赤十字社(以下、日赤)本社(東京都港区)で開かれました。

語学奉仕団は1965年に創立。その前年に開催された東京パラリンピック大会で、選手の通訳や介助を務めた通訳奉仕団が前身です。

開会あいさつで委員長の清水賢治さんは、学生メンバー6人がそれぞれ10人の仲間を誘うことでメンバーを増やしていった、通訳奉仕団スタート時のエピソードを紹介。

語学奉仕団の目的である『①奉仕を通じた人道的任務の推進、②国際的視野を持ったボランティアの育成』の二つを柱に、今後も社会のニーズに応えた活動を実践していく決意を表明しました。

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式典には現役団員、団員OBなど約70人が参加しました

日赤の近衞忠煇社長も式典に出席。祝辞の中で、移民や難民の増加による社会的なあつれきを生む背景の一つとして『言葉が通じないことによる地域社会からの孤立』を指摘し、コミュニケーションのための語学の重要性を強調しました。

また、2020年に開催される東京パラリンピックに向けても「再び語学奉仕団の出番です」とエールを送りました。

式典では学生時代に語学奉仕団メンバーだった日赤国際部の田中康夫主幹(現・国際赤十字・赤新月社連盟会長特別補佐官)が講演しました。

田中主幹は、赤十字の中でのボランティアの役割が今後ますます大きくなることを強調。その上で語学奉仕団への『提言とお願い』として、「ボランティアを軸にした組織へと日赤が進化していくために、力の発揮を」「若い人たちとのリンクの強化と、世界のボランティアとの連携に取り組んでほしい」とますますの活躍を望みました。