(奉仕団中央委員会青年奉仕団全国協議会)日赤常任理事会で赤十字ボランティアが活動状況発表

常任理事会で発表する堀口さん

常任理事会で発表する堀口さん

日本赤十字社(以下、日赤)の常任理事会が9月27日、行われました。常任理事会は日赤の重要な業務について審議する場です。

このたび常任理事会で、赤十字ボランティアが全国的な赤十字奉仕団(赤十字ボランティアのグループ)活動の方針や活動状況について発表し要望などを伝えました。

すべての赤十字奉仕団の代表である赤十字奉仕団中央委員会の委員長は、長野県支部に所属する堀口さん(飯田市赤十字奉仕団)です。

堀口さんは今年度の赤十字奉仕団中央委員会での協議事項として、「赤十字運動を推進する根幹となる社費増強に奉仕団も取り組んでいくこと」「防災への取り組みを進め、特に炊き出しは『おいしい』ものを提供して、食事の楽しみを通しての心の支援を行うこと」と発表しました。

また、堀口さん自身の「赤十字奉仕団は災害時に活動してこそ赤十字奉仕団。災害時の活動を平時の延長線上にとらえて、普段から活発に活動し、災害時に即応できるように訓練を進めていきたい」という思いも伝えました。

最後に、「災害時に活動できる奉仕団がどのくらいあるのかを、赤十字奉仕団全体で情報共有したい。この情報があれば災害が起こった時の協働につながり、被災地のニーズをいち早く奉仕団間で共有することもできます」と日赤本社に要望しました。この要望については、次回の赤十字奉仕団中央委員会で返答できるように準備を進めていきます。

常任理事会終了後、近衛社長(写真右)と意見交換する堀口さん(同左)と土井さん(同中)

青年赤十字奉仕団に特化した全国組織である青年赤十字奉仕団全国協議会の委員であり、大阪府支部に所属する土井さん(大阪府青年赤十字奉仕団)も発表しました。

土井さんは今年度の青年赤十字奉仕団全国協議会の報告として、全国統一キャンペーンとして取り組んでいる「HIV/AIDS予防啓発活動」「東日本大震災の被災者支援と今後起こり得る災害への防災活動」を発表し、「若年層に増加しているHIV 感染について、自分たちの問題として捉えて予防啓発に取り組んでいること」「被災地支援と併せて、地元での防災活動にも取り組んでいくこと」を紹介しました。

また、日赤が実施した被災児童を対象としたサマーキャンプに青年赤十字奉仕団が協働して取り組んだことや、大阪府で実施している大手前整肢学園でのボランティア活動などについても報告しました。

最後に「被災地支援にも青年赤十字奉仕団として取り組んでいきたい。本社・支部にも活動を推進していくために支援をいただきたい」と要望しました。

この要望について日赤は、赤十字奉仕団と職員があゆみを一つにして支援活動を行えるよう、本社・支部で協議し、準備を進めていきます。

日赤はボランティア団体であり、赤十字運動の推進のためには赤十字ボランティアの活動が不可欠です。今回の常任理事会での発表を一つのきっかけとして、今後ますます赤十字ボランティアの声を日赤の事業に反映していくように努めていきます。