(札幌市音訳赤十字奉仕団)視覚障がいを持つ方がたのために~朗読録音奉仕への取り組み~

全国表彰を受賞された工藤さん

工藤さん(札幌市音訳赤十字奉仕団)は1972(昭和47)年、なかなか寝付かない小学生の息子さんに本を読んでいました。

赤十字奉仕団(赤十字ボランティアのグループ)の活動の募集を新聞で知り、「お母さん、上手だからやりなよ!」という 息子さんの一言をきっかけに、音訳ボランティアを始めました。

以来36年にわたり、小説や俳句を中心に音訳奉仕活動を続けてこのたび、『第43回朗読録音奉仕者感謝行事』(主催:鉄道弘済会および日本盲人福祉委員会)で全国表彰を受賞。

「自分の好きなことがボランティアとして人の役に立っており、とても充実しています。これからも続けていきたいし、ぜひ若い人と一緒にボランティア活動をしていきたい」工藤さんは優しい笑顔で頼もしい決意を語ってくれました。

視覚障がいを持つ方がたは全国に31万人いるといわれています。特に中途失明者が増加している現在、朗読録音図書は点字よりも対応しやすく、欠くことのできない知識・教養の源となっています。

また、近年は一般文学書や鍼、灸、マッサージの医学書はもとより、育児や料理などの生きがいや生活のための領域までニーズの広がりを見せています。

授賞式の様子

日本赤十字社はこのような多様なニーズに対応するため、全国19都道府県に60団の視覚障がい者援助赤十字奉仕団を設置。

3168人がボランティア活動を行い、一人でも多くの方が活動に参加してくださるよう、呼びかけています。