カンボジアにボランティアを派遣~救急法普及支援

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日赤が持参したトレーナーを用いて、AEDの使い方を学ぶ現地のボランティア指導員

日本赤十字社(以下、日赤)は2008(平成20)年度から、カンボジア赤十字社(以下、カンボジア赤)による救急法普及事業への支援を行っています。

今年度も11月14~23日、カンボジア赤が開催する救急法指導員研修会にボランティアを含む4人の救急法指導員を派遣。

同国各地で活動する指導員らに救急法の技術や指導方法、事業普及などについて助言しました。

能力向上を目指して救急法を指導

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カンボジア赤にAEDを指導する足利指導員(写真右)と有坂指導員(同左)

今回派遣したのは、共にボランティアの救急法指導員である有坂泰志さん(山梨県支部)と足利義啓さん(佐賀県支部)、大分県支部事業推進課の関吉広課長、本社事業局救護・福祉部の清田敏恵参事の4人。

現地のボランティア指導員の救急法技能や住民へのプレゼンテーションの仕方などを視察するとともに、それぞれの能力向上を目指して助言や技術指導などを行いました。

現地の指導員らは日赤救急法指導員の熱心な指導を真剣な表情で聞き入っていました。

また、要望が多かった溺者の救助技術や個人用心肺蘇生トレーニングキットの紹介、AED(自動体外式除細動器)の使用方法、ヘビによる咬傷の手当てなども指導。併せて今後の支援についての検討・判断材料にするため、カンボジア赤救急法をめぐる現状や課題についての調査も行いました。

「何とかしたい」人びとの痛切な思いを実感

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首都プノンペンの西、コンポンスプー州で行われた現地指導員による講習の後、受講した住民や指導員と一緒に記念撮影

熱心な指導を行った有坂さんは「救急車が来ない社会を体感すると同時に、『そこにある危機や脅威に何とかして対応したい』という現地の皆さんの思いをひしひしと感じました。私たちが伝えたことが少しでもためになるものであってほしい」。

足利さんは「自分にとっては初めての海外での実技披露。いろんな意味で赤十字の大きさを感じ、赤十字救急法指導員になって本当によかったと思いました。現地のスタッフや学生ボランティアと交流したことは、今後の救急法指導の大きな糧になります」と振り返ります。

カンボジア赤救急法トレーナーの技術の高さに驚いたと語る関課長は「日赤の支援が十分に役立っていると感じました。今回の技術指導が各トレーナーのいっそうの指導力向上につながるように期待しています」。

カンボジア赤救急法普及事業に対する支援は2008~10(平成20~22)年度の第一次3カ年計画に続き、現在、第二次支援計画(2012(平成24)年1月~2014(26)年12月)を実施しています。