水に落ちても慌てない! ~「親子DEレスキュー」で着衣泳を体験

仰向けで上手に浮かぶポイントは、怖がらずに姿勢を良くすること。怖がって体が縮こまると重心がずれて沈んでしまいます

仰向けで上手に浮かぶポイントは、怖がらずに姿勢を良くすること。怖がって体が縮こまると重心がずれて沈んでしまいます

水の事故が集中する夏休みを前にした7月13、14日、日本赤十字社神奈川県支部は『親子DEレスキュー』(赤十字水上安全法講習)を横浜市金沢区の『海の公園』で開催。

2日間で80組の親子が参加し、水に落ちたとき安全に救助を待つ方法などを学びました。

「水に落ちたときは、空を見て大きく息を吸って浮かぶんだよ。なんで息を吸うのか分かる?」「空気が入るから!」「当たり!体も空気が入ると浮きやすくなるんだ。浮袋と一緒だよ」

指導員からのこうした説明を受けて、いざ参加者は海の中へ。

仰向け姿勢での浮身に初挑戦した子どもの中には、怖がって上手く浮くことができない子もいましたが、勇気を出せば大丈夫。ペットボトルやお菓子の袋など身近な物を抱えれば、もっと簡単・安全に浮かんでいられることも体験しました。

水の中で服や靴を脱ぐのは危険。落水の際に服と体の間に入った空気も浮力として役立ちます

水の中で服や靴を脱ぐのは危険。落水の際に服と体の間に入った空気も浮力として役立ちます

水上安全法講習の中で関心が高くなっているのが、服を着たまま水に落ちた場合を想定した『着衣泳』です。長そで長ズボンで海に入った子どもたちからは「おねしょをしたみたい」「服がおもーい」などの声が上がりました。

そんな体験をすることで、「動きにくいよね。だからバタバタするのは危険なんだよ!」という指導員の注意が胸に響きます。

「慌てずに仰向け姿勢で浮かびながら救助を待ちましょう。分かりましたか?」の問いかけに子どもたちからは「はい!」と元気な返事が返されました。

講習の最後は親子でレスキューボート。ぐんぐん進むスピードに子どもたちの笑顔が弾けます。海の楽しさを体験できるのも「親子DEレスキュー」の魅力です

講習の最後は親子でレスキューボート。ぐんぐん進むスピードに子どもたちの笑顔が弾けます。海の楽しさを体験できるのも『親子DEレスキュー』の魅力です

参加した保護者の一人は「子どもはスイミングスクールに通っているので泳げますが、それが過信につながることを怖れています。服を着たままでは泳げないことを体験できて良かったと思います」。

2年連続で参加した別の保護者は「近所に池があるので、もしものことを考えて参加しました。普段はできないボートからの落水や着衣泳などを安全に体験できるのがいいですね」と講習の魅力を語りました。

指導員のリーダーを務めた増田実枝子さんは、「水の事故の80%以上が着衣の状態で発生しています。そんなとき、焦ったり怖がったりすると溺れてしまいます。あわてずに対処できるように、水上安全法講習で着衣泳などを体験してほしいと思います」と呼びかけています。