若者の力で、復興と防災のきっかけづくりを!

輪になってリラクゼーションケアを体験する参加者

「東日本大震災から3年目の今、現地を訪れたことで、被災された方がたのことが身近になりました」

「今こそ、若い自分たちにできることがたくさんあるはず」

「災害への備えも必要なのでは?」

日本赤十字社(以下、日赤)の本社(東京都港区)に4月26日、『きっかけバス47』の参加者およそ60人が集まり、プロジェクトの報告会と、災害時の避難所での支援を体験するプログラムが開催されました。

参加者は、国内各地の現役の大学生や短大生に加えて、プロジェクトを支援した社会人ら。報告会では学生が中心となり、活発な議論が交わされました。

『きっかけバス47』は、2013(平成25)年7月に「東日本大震災への関心や支援の風化を食い止めたい」という2人の学生から始まった活動で、学生自らが仲間を募り、活動資金を募集し、行政やメディアを巻き込んでまたたく間に全国に広がりました。

これまでに全国47都道府県の学生およそ2000人が、岩手・宮城・福島の3県をバスで訪問。被災者や支援に携わる人びとと交流し、復興の現状を学ぶとともに、ボランティア活動を行ってきました。

今回は3月15日、日赤と「わかりやすいプロジェクト」が共催した原子力災害セミナーの運営に、『きっかけバス47』に参加した学生が携わっていたことから、『復興と防災』を軸にした関係づくりがスタート。学生たちの活動をバックアップする公益社団法人『助けあいジャパン』を通じて両者のコラボレーションが実現しました。

報告会に引き続き、災害時高齢者生活支援講習のプログラムの一部を体験してもらいました。

参加者の大半が赤十字の講習は初体験。避難所を想定した場面設定で、毛布を使った寒さ対策のガウン作りや、肩や背中に優しく触れるリラクゼーションケアなど、被災した方がたに寄り添うための技法を学びました。

岐阜県代表の五嶋達暁さんは「避難所でお役に立てるスキンシップなどの方法を学べて良かったです。被災された方がたとお話しをするきっかけに、リラクゼーションケアを活用してみたい」と感想を寄せてくれました。

救護・福祉部健康安全課の高橋順一課長は、「皆さんが被災地で気づき、考えたことを、支援や防災といった行動に移すために、ぜひ、正しい知識や技術を習得していただきたい」と語りました。

日赤は災害に向き合う学生たちの活動とも連携して、引き続き復興支援事業を進めるとともに、防災・減災のための新たなネットワークづくりに取り組んでいきます。