救護班と介護福祉士を派遣~救援物資やドクターカーも搬送

10月16日未明から午前にかけて関東地方沿岸に接近した台風26号により、伊豆大島では死者29人、行方不明者16人(東京都、10月23日12時00分現在)となっています。

日本赤十字社(以下、日赤)は第一次・第二次医療アセスメントチームを派遣した後、大島町の要請を受けて10月19日、救護班を派遣。調査に基づき、安眠セット(※)1075セット、ウェットティッシュ1966個、ボックスティッシュ681箱を搬送しました。

「椿の里」で介護支援に携わる日赤総合福祉センターの坂尻介護福祉士

「椿の里」で介護支援に携わる日赤総合福祉センターの坂尻介護福祉士

大島では、二次災害の恐れから21日午後にも避難勧告が発令される予定であったため、20日には設置された避難所に避難した住民を対象に巡回診療を開始するとともに、要介護者の避難所で薬のニーズを調査し、患者さんに処方しました。

また、避難所にいる介護職員も疲労が蓄積しており、業務支援の要請を受けて、介護福祉士1人を派遣。避難先の大島町にある介護老人福祉施設「椿の里」で活動を開始しました。

今もライフラインが一部途絶している大島。来る台風27号に備えてドクターカーを搬送した

今もライフラインが一部途絶している大島。来る台風27号に備えてドクターカーを搬送しました

台風27号が現在、日本に接近しており、今週末にかけて大雨の予報が出ています。大島町では要介護者と介助者の島外避難を決定したことから、救護班も避難に関する聞き取り調査を行いました。

現段階では、移動の負担や環境変化への不安などから、多くの方が島内に残りたいとの声が上がっています。

大島ではいまだライフラインが一部途絶しており、支援継続の必要性もあることから、21日に新たに救護班(医療チーム)を派遣し、ドクターカーを輸送しました。ドクターカーは救急車としての機能に加え、高速データ通信が可能な衛星携帯電話や業務用無線機などを搭載しており、救護本部の機能も担うことができます。

巡回診療に加え、被災されている方がたのニーズに一刻も早く応えられるよう、日赤は現地での体制を強化しています。

※キャンピングマット、枕、アイマスク、耳栓、スリッパ、靴下など