こころのケア活動の充実めざして指導者養成研修会

写真:グループワークで経験を踏まえながら積極的なディスカッションが展開されました

グループワークで経験を踏まえながら積極的なディスカッションを展開

日本赤十字社は6月22~24日、『平成25年度こころのケア指導者養成研修会』を本社で開催しました。

こころのケア活動の充実と普及指導体制の強化のため、さまざまな職種から指導者を養成することを目的にしており、全国の施設から医師や看護師、精神保健福祉士、臨床心理士、主事ら43人が参加しました。

日赤は2003(平成15)年から、こころのケア指導者の養成を開始。新潟県中越地震(2004年)での活動を契機に、2005(平成17)年に『こころのケア研修実施要綱』を制定し、こころのケア活動を災害救護活動の重要な柱の一つとして位置付けています。

東日本大震災では家族や家を失ったり、長期の避難生活を強いられたりした約1万4000人の被災者に対し、初めて長期的で広範囲なこころのケア活動を実施しました。

お互いに肩をもみ合い、リラクゼーションのスキルアップを図る参加者

お互いに肩をもみ合い、リラクゼーションのスキルアップを図る参加者

3日間にわたる研修では、『災害時のストレスとストレス反応』『被災者、救護員へのこころのケア』『こころのケアの実際』など指導者として必要な知識・技術を、講義やグループワークを通して学び、併せて東日本大震災におけるこころのケア活動の経験や、派遣調整に関する情報を共有して、『日赤のこころのケア活動の役割』についての共通認識を深めました。

参加者は「今回学んだことを指導者として伝えていきたい」「普段の仕事の中でもスタッフのこころのケアができるようやってみたい」と感想を語っています。

研修会で得られた知識や課題は今後、各地で実施されるこころのケア要員の教育で生かされます。