万一の災害に備えて~訓練・研修を各地で開催

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負傷した方がたの救護を行っています

大阪府は9月5日、南海トラフの大地震を想定した訓練を府内全域で実施。

午前11時に大阪府内にある携帯電話に、訓練用の『緊急地震速報』メールが一斉配信されました。

日本赤十字社(以下、日赤)大阪府支部は、この訓練に併せて『日赤大阪府支部ガイドライン検証訓練』を行いました。

本訓練では『南海地震が発生し大津波警報が発令された』という想定の下、安全な場所への避難や負傷者への対応などを実施。傷病者の役には、同支部の赤十字ボランティア21人が協力しました。

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避難誘導をしています

大阪府支部は午前11時の緊急地震速報のメール受信と同時に訓練を開始し、まずは自分自身の身を守るために職員全員が机の下に潜り込みました。

その後、館内放送で津波警報が発令したとの放送があり、全職員が三階に避難。避難途中に会議室で傷病者数人を発見し、けがの手当てを行いました。

そして、津波警報の解除と同時に館内被害の状況を把握し、歩ける避難者を大阪市の収容避難所である大手前高等学校まで避難誘導しました。

午後からは、救護班・ボランティア班・広報班・物資班などに分かれ、災害救護のガイドラインに沿って内容の精査を行いました。

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ボランティアセンターでの訓練

訓練を行った職員からは「本番さながらの訓練でどう行動すればいいか考えさせられました」「ガイドラインの検証を行えてよかった」という声が聞かれました。

大阪府支部は今後も救護訓練を実施し、災害救護のスキルアップに取り組んでいきます。

日赤本社(東京都港区)は9月15~17日、2012(平成24)年度第2回目の全国赤十字救護班研修会を開催し、東日本の各支部や医療施設から62人の医師・看護師・管理要員らが参加しました。

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総合訓練の救護所で診療

この研修会では、災害医療の考え方についての講義のほか、局地・近隣災害や広域災害における遠隔地派遣などさまざまな想定でのグループワーク、通信やトリアージ(治療優先度の選別)の方法について実習。災害救護に必要な知識と技術の向上に努めました。

また、被災現場の救護所での傷病者の救護や後方病院への搬送などを想定した総合訓練を実施し、実践的な技術を習得しました。

最終日には『東日本大震災の活動からこれからへ』と題し、東日本大震災における救護活動から得た経験や課題、反省などの共有を図るとともに、メディアとの関係構築についての講義と事例報告がなされたほか、今後の方向性として、他機関やボランティアとの連携強化の必要性をあらためて確認しました。