全国赤十字救護班研修会開催~西日本の救護班が神戸に集合

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会場となった神戸市内のなぎさ公園

日本赤十字社(以下、日赤)の重要な使命の一つである災害救護のレベルアップを目的とした全国赤十字救護班研修会を、兵庫県神戸市で開催しました。

2009(平成21)年から「日赤DMAT研修会」として、災害発生直後の対応に焦点を当てて開催してきた本研修会。

今年度から「全国赤十字救護班研修会」に改め、災害発生直後から現地の医療機関に引き継ぐまでの長期間の救護活動全般に対応できる救護班要員の育成を目的として、年4回重点的に開催します。

2012(平成24)年度の開催予定

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2012(平成24)年度の第1回目となった今回の研修会は7月14~16日、会場となった日赤兵庫県支部、神戸赤十字病院などの全面的な協力を得て、西日本の各支部・医療施設から79人の医師や看護師、管理要員らが参加し、開催しました。

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カードを用いたトリアージの実習を行う受講者

今回の研修では、災害医療の考え方についての講義のほか、局地・近隣災害や広域災害における遠隔地派遣などさまざまな想定で行われたグループワーク、救護所展開についての机上シミュレーション、通信やトリアージ(患者の症度判定)の方法についての実習などを実施。

災害救護に必要な知識と技術の向上に努めたほか、被災現場の救護所での傷病者の救護や後方病院への搬送などを想定した総合訓練を行い、実践的な技術を習得しました。

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実習で用いた衛星携帯電話の一例

最終日には「東日本大震災の活動からこれからへ」と題し、東日本大震災における救護活動から得た経験や課題、反省などの共有を図るとともに、メディアとの関係構築についての講義と事例報告がなされたほか、今後の方向性として他機関やボランティアとの連携強化の必要性をあらためて確認しました。

実施内容

  1. 災害医療の考え方(講義)
  2. 超急性期の災害医療対応に必要なスキル1(講義+実習)
  3. 局地・近隣災害について(グループワーク)
  4. 超急性期の災害医療対応に必要なスキル2(全体)
  5. 日本DMATと日赤救護班の活動内容を理解する(講義)
  6. 広域災害・遠隔地派遣2(講義+グループワーク)
  7. 現場救護所(机上シミュレーション)
  8. 超急性期の災害医療対応に必要なスキル3(職種別実習)
  9. 総合実習『dERU展開と現場救護』
  10. 効果測定
  11. 超急性期のこころのケア(講義)
  12. 避難所救護所・巡回診療(講義+グループワーク)
  13. 東日本大震災の活動からこれからへ(講義)
  14. まとめ