日々努力しながら前向きに歩む人びと~浪江町民健康調査

東日本大震災から4年。日本赤十字社(以下、日赤)は福島県いわき市で、福島第一原子力発電所の事故によって避難している浪江町民の健康調査と健康支援活動を続けています。前橋赤十字病院の慶野和則看護師が1月5日~3月27日の約3カ月間、活動に取り組みました。

2012年12月~翌年1月にも派遣されたことがある慶野看護師にとっては、前回の経験を生かした二度目の活動となります。

落ち着きが見えてきた町民の生活

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浪江町民の家庭を訪問して健康調査に当たる慶野看護師(写真右)

今回の活動で慶野看護師は、時間の経過とともに町民の生活が落ち着いてきたように見えたと感じました。

前回、訪問の約束を取ろうと電話をすると、厳しい言葉が返ってくることもありましたが、今回はそうしたことはほとんどありませんでした。

健康調査のために訪問した家庭でも、非常に落ち込んでいる様子の高齢者を見かけることは少なくなりました。ただ一見明るそうに見える方がたでも、被災による心の傷が決して癒えたわけではありません。

「今ここにある家族との生活をなくさないために、皆さんはさまざまなことを選択し、決断する日々を過ごしています。そして毎日努力しながら、少しずつ状況を良くしようとしているのだと思います」

日赤の健康サロンも一役

慶野看護師は活動を振り返りながら語ります。「多くの皆さんの中に、将来に向けて前向きに取り組んでいこうという、しっかりした姿勢がうかがえました。(日赤なみえ保健室に併設された)健康サロンでにぎやかに、楽しく過ごしている皆さんも見ることができて、本当によかった」 

日赤は東日本大震災復興支援の一環として、これからも浪江町民の皆さんに寄り添いながら健康調査・健康支援活動に取り組んでいきます。