EPA看護師・候補者らが熱心に意見交換会~二年ぶりに開催

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EPA看護師・看護師候補者と教育担当者たち

日本との経済連携協定(EPA)に基づいて来日し、看護師国家試験に合格して各地の赤十字施設で働いているフィリピン人・インドネシア人看護師8人と、今年来日し国家試験合格を目指しているベトナム人看護師候補者2人、さらに各病院の教育担当者4人が参加する意見交換会が11月4日、日本赤十字社本社(東京都港区)で開かれました。

開催は2012(平成24)年度に次いで2回目。前回は看護師候補者だった4人がこの2年の間に国家試験に合格し、今回は看護師として参加しました。

キャリア開発や救護班研修にも意欲

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浜松赤十字病院の、クリスティーンさん(写真左前)、ピンクさん(同左奥)、足利赤十字病院のフェイスさん(同右前)、エヴァーさん(同右奥)(共にフィリピン出身)

意見交換会では、8人のEPA看護師がそれぞれ、『国家試験に合格するまでの体験』『現在の業務内容』『日本の看護と自国の看護』について発表。

浜松赤十字病院(静岡県浜松市)に勤務するアブリオル・ルビー・ピンク・モイセス看護師とモントヤ・クリスティーン・ジョイ・アルシアガ看護師(共にフィリピン出身で2013(平成25)年度国家試験合格)は「前回参加した時、合格者の話を聞いて自分は勉強時間が足りないと自覚。それからもっと頑張りました」と振り返り、後輩となる看護師候補者を「分からないことがあれば何でも聞いてください。私たちが応援します」と励ましました。

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今年来日した伊勢赤十字病院のキエンさん(写真左)、トンさん(同右)(共にベトナム出身)

足利赤十字病院(栃木県足利市)と姫路赤十字病院(兵庫県姫路市)のEPA看護師は今後の目標についてそれぞれ、「キャリア開発ラダーや救護班研修にも参加していきたい」「日本の徹底した医療安全対策や在宅看護を自分の国でも生かせるようにしたい」と発表しました。

ある教育担当者はEPA看護師について、「外国人の患者さんが多いので、たいへん助かっています。患者さんも安心して治療を受けることができます」と語り、各病院にとって欠かすことのできない存在になっていることが示されました。

成長を喜び合い、いっそうの活躍を誓う

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辞書を使い漢字を調べながらホワイトボードに意見をまとめる姫路赤十字病院のスワルティ(写真左)さんとヘンガルさん(同右)

『日本と自国の看護師の役割について』というテーマのグループワークでは、話し合いで出された意見を、漢字辞書で日本語を調べながらホワイトボードに書き出して、最後に発表。

同じ東南アジアでも文化の違いなどを背景に、それぞれの国で医療や看護師の役割が異なることなどについて、参加者はお互いの発表を興味深く聞いていました。

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熱心に説明を聞くEPA看護師たち(赤十字情報プラザにて)

また本社内にある赤十字情報プラザや救護倉庫なども見学し、日赤の歴史や現状についての理解を深めました。

意見交換会の終了後には懇親会を開催。

「まるで同窓会のようです。みんな日本語がすごく上手になっているのにびっくり」と、参加者は終始和やかな雰囲気の中でお互いの成長を喜びながら、これからのいっそうの活躍を誓い合いました。