継続した支援が必要です~浪江町民健康調査第10班

大分赤十字病院(大分県大分市)の若林薫看護師と熊本赤十字病院(熊本県熊本市)の松本瑞美看護師が4月25日~5月13日、福島県いわき市に避難している浪江町民の健康調査に取り組みました。

日本赤十字社は昨年10月から、福島第一原子力発電所事故の影響によって避難している町民の健康を守るために、各赤十字病院の看護師を派遣して行っており、今回が10班目の活動です。

地震や津波、原子力発電所事故など幾重もの被害を受けた町民の避難生活は、2年以上が経過しました。両看護師は活動を振り返りながら語ります。

「町民の皆さんは日常生活を取り戻しつつあるかのように見えますが、『浪江の自宅にいつになったら戻れるのか』『これからの生活がどうなるのか』といった不安を抱える人や、震災当時のことが心の傷となったままの人も少なくありません。健康や生活への不安に加えて、孤立化による悩みもあります。

借り上げ住宅を回って町民の方々の話を伺う若林看護師(左端)と松本看護師(右端)

借り上げ住宅を回って町民の方々の話を伺う若林看護師(写真左端)と松本看護師(同右端)

高齢者世帯や子育て世帯、一人暮らし世帯など、置かれている立場によって問題が異なり、場合により複雑にもなっています。今後も継続して町民の方がたを支援していく必要性を強く感じました」

健康支援・調査活動は6月以降も続きます。町民の皆さんの健康を守るとともに、苦しみや悩みを少しでも和らげていただくため、健康相談やこころのケア、さまざまな年代の方がたが集えるようなサロンの運営など、中長期にわたる支援活動がいっそう必要となっています。