言葉にできない不安、ひしひしと~浪江健康調査に第6班派遣

森山看護師 地区サロンにて血圧の測定中

地区サロンで血圧の測定する森山看護師

「『大丈夫です』という言葉の裏に、『話しても仕方がない』という気持ちを抱えていらっしゃる様子を感じました」

福島第一原子力発電所事故の影響でいわき市に避難している浪江町民に、日本赤十字社は看護師を派遣し、健康調査を行っています。その第6班が年2月14日~3月14日、活動にあたりました。

京都第二赤十字病院(愛知県名古屋市)の森山真美看護師は、不安や心配事を抱えながらも、どうにもならないと口をつぐんでいる町民と接し、「支援への思いがさらに強くなりました」と決意を新たにしています。

住民の話を伺う鈴木看護師(中央)と藤井看護師(右)

住民の話を伺う鈴木看護師(写真中央)と藤井看護師(同右)

第6班では森山看護師含め3人が活動。森山看護師と入れ替わりで現地に入った京都第二赤十字病院(京都府京都市)の藤井亜紀看護師は、これまで十分に分からなかった除染実施計画などを、地元メディアの報道で知ることができたといいます。

その上で、「まだ復興が進んでいないことをもっと全国的に取り上げてもらいたい」と望んでいます。

4月1日から避難区域再編が始まる浪江町。いずれの区域も避難指示が解除されるのは5、6年先で、避難生活は長期化する見通しです。

伊勢赤十字病院(三重県伊勢市)の鈴木美由起看護師は、「日ごろの保健活動が病気を未然に防ぐために必要」と指摘し、「今後も病院だけでなく地域と連携して復興支援に携わりたい」と話しています。