思春期ピアカウンセラーサークルの活動紹介(諏訪赤十字看護専門学校)

3年生から1年生へピアカウンセラー活動の説明会の様子

私たち『SUWA FRESH PEER』は、日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会の認定した養成講座を修了して、思春期ピアカウンセラーとして活動しているサークルです。

現在は、諏訪赤十字看護専門学校(長野県諏訪市)の3年生7人、2年生5人、その他2人の計14人で、長野県の諏訪地域内を中心に活動しています。

思春期ピアカウンセラーとは、同年代・同世代の仲間(Peer)に、思春期における問題(性・自己尊重)などの正しい知識を伝え、カウンセリングの手法を用いて、相談者が自分でさまざまな選択をできるようにサポートする活動をしている18~22歳の若者を指します。

主な活動は、6月と12月にあるエイズ予防啓発活動イベントへの参加や中学校や施設への出前講座、日本の保健事業を視察に来たアフリカ諸国の人びととの国際交流、そして毎月1度エイズ予防を呼びかけるために行っている地域ラジオへの出演です。

4月に35人の新入生が入学してから2カ月経ち、1年生も学校生活に慣れてきたころ、私たちは新しい仲間を迎えるために、6月11日にピアサークルの勧誘を行いました。

パワーポイントを使って、今までの活動についてやピア活動を行った感想を1年生に伝えました。

ピアカウンセラーになるためには、長野県で実施される思春期ピアカウンセラー養成講座を受講する必要があります。養成講座の説明の後には何人かの1年生から質問などの反応があり、興味を持ってもらえた様子をうれしく感じました。

水の交換を通して、気づかないうちに感染症にかかる経緯を体験

勧誘の翌日には、6月1~7日の「エイズ予防ウィーク in NAGANO」にちなんだエイズ予防啓発活動を、1年生に対して行いました。

内容は、水の交換をコンドームなしでの性交渉に見立てて講堂内を歩きまわり、出会った人と水を交換をするというものです。

ピアのメンバー1人をエイズ感染者(重層を溶かした水を持った人)として紛れ込ませ、水の交換後はエイズ検査に見立てたフェノールフタレイン溶液を注入し、色の変化により感染しているかを見ました。

参加者のうち半数の水の色が変化しており、感染者と直接水を交換していない人でも、間接的に感染してしまう性のセクシャルネットワークを体験してもらいました。

私たちは、これまで続いてきた『SUWA FRESH PEER』の活動を引きつぎ、さまざまな活動を行ってきました。これらの活動は、対象となる人に性や自己理解について知識を知ってもらうなどの目的を果たすだけでなく、たくさんの学びを得て、自分自身の視野を広げることにもつながり、自分自身が成長できます。今後新しい仲間が増えることを願い、先輩方や私たちが積み上げてきたものを後輩に伝えていきたいです。

3学年 阿部あゆり