「国際活動体験ツアー2013」に参加して

平成25年4月27日・28日に「国際活動体験ツアー2013」を大阪赤十字病院国際医療救援部主催で開催しました。

この活動は、赤十字の国際活動を広く理解する目的で平成19年に初めて行い、今回で通算10回目となります。参加者は赤十字の看護大学生20名と大阪赤十字看護専門学校2年生4名でした。

国際活動体験ツアー2013に参加した大阪赤十字看護専門学校の学生2人の感想をご紹介します。

この体験ツアーに参加して、初めて知ることがたくさんあり、また同じ目標を持った学生と出会うことができて、本当に楽しく学べました。

ツアーでは派遣要請から撤収までの一連の流れを、グループワーク形式で学びました。派遣先に持っていく物を考える際に、国際救援部の職員に「イスラム教の国では、女性が顔を見せることは許されていないから、スカーフなどが必要」と教えてもらい、宗教に対する配慮が大切だということを知りました。

また、診療所などのレイアウトも自分たちで考え、イスラム教の国なら男性と女性の診察室は別にしないといけないなどを配慮しました。円滑に活動するためには、その国にあった服装などをすることで現地の人たちに受け入れてもらうのがとても大切であると知りました。国際救援といっても、宗教や歴史的背景を考慮して、その国にあった方法で行わなければ、本来の目的である活動ができません。

このツアーに参加した人たちとボランティア活動や普段の学校生活などについて話すことができて、専門学校との違いなどもわかり、それぞれのモチベーションの高さに刺激を受けました。

大阪赤十字看護専門学校 2年 福間 菜美子

私はこれまで国際救援に対して、医療の行き届いていない場所で活動を行っているという印象がありました。しかし、今回赤十字の国際救援は、医療だけでなく衛生面に対する活動など多岐にわたるということを知りました。

また、現地では医療についてだけでなく幅広い知識が必要であり、ただ支援するだけでなく、その国の自立を考慮しなければならないなど、国際救援の奥深さを学ぶことができました。

私がこのツアーの中で特に印象に残ったのは、現在活動中の職員との交流で、「現地の人の温かさが好き」と聞いたことです。私はそれまで、国際救援とは支援する側が、現地のニードに合わせるという印象を持っていました。しかし、現地の人のそういった温かさによって支援する側も救われ、お互いに助け合い、成り立っているのだということを痛感しました。

言葉も分からない、日本と環境が大きく異なった地域での活動はとても大変だと思います。しかし、そういった現地の人たちがいるからこそ活動が行われているのだと、人と人との繋がりの素晴らしさを感じました。

私は国際救援に興味を持ち、本校に入学しました。このツアーに参加して、自分と同じ目標を持った仲間に出会えたこと、現地で活動した方々の話を聞くことができたこと、実際に行われている活動に似た体験ができたことで、より一層国際救援に参加したいという気持ちが強くなりました。そのために日々の勉強に努めたいと思います。

大阪赤十字看護専門学校 2年 柘植 綾華