岡山赤十字看護専門学校に入学して

1年生(第64回生)畦坪由紀子

入学してから4か月が過ぎました。学校生活にも慣れてきましたが、より専門性を増して覚えることもどんどん増え、血圧測定や排泄援助など実践的な授業に四苦八苦する毎日を送っています。あっという間に感じた4か月は今改めて振り返ってみると、非常に内容の濃いものであったように思います。

障害者スポーツ大会、解剖見学、献血啓発運動などの校外活動においては、授業では直接学ぶことの難しい「生きる力」「人の命の尊さ」に触れ、深く考えさせられました。特に解剖見学においては、“献体”についても学習し、『自分たちが学ぶ知識が、人の命と理解の上に成り立っている』ということを体験を通して実感しました。また、赤十字という災害救護に特化した学校に通っていることで、東日本大震災での救護活動に尽力する映像や実体験を知り、そして同時に「赤十字」という組織が公的な役割を担っていること、世間から大きな期待と公平さを求められていることを理解しました。これらの体験で、自分もこのように災害や病気で苦しむ人を身体的にも精神的にも救えるような、受け身の姿勢ではなく人の手助けをするために自ら行動を起こせるような看護師になりたいと心に強く思いました。

基礎看護技術の演習では「なぜその過程があるのか、なぜその動作が必要なのか」を深く考えず、その手順と身体のみに意識が向いていた私は、全体の流れを見ず、動作の根拠を追究していなかったため、当然のように手順に抜け、無駄な動き、ミスをしていました。

看護の援助技術に無駄な手順など無いのに、それが抜けたり、無駄な動作が加わるということは相手への配慮が足りないことと、動作の意味づけが出来ていないことが明らかです。『相手の立場に立つ』『根拠のある行動をとる』この2つは私が前期の授業を終え、改めて大切だと気付いたことです。

後期からはいよいよ病院実習が始まり、学習内容も難しくなっていきます。ここまで経験してきたこと、そして学習してきたことをこの夏しっかりと基礎固めをし、その土台の上に無理なく新しい知識や技術を積み重ねていけるようになろうと思います。

しかし、ただ頭でっかちにならないように、日常生活の中で『相手の立場に立つ』『根拠のある行動をとる』この2つを意識し、何気なく一日が終わるのではなく、自分の経験知を積み重ねて毎日を過ごしていきたいです。

1年後には先輩のようにナースキャップを被り、胸を張ってナイチンゲール誓詞を唱えることができるように、そして卒業時には学校で学べることは学んだという気持ちで看護師デビューできるように、これからの学校生活を送っていこうと思います。

1年生(第64回生)畦坪由紀子

日本赤十字社本社研修を終えて

日本赤十字社本社 情報プラザの見学風景

平成24年7月7日、私たち63回生は本社研修に行って参りました。昨年は東日本大震災のため中止になったので今回は二年ぶりの開催となりました。日本赤十字看護大学で、全国の赤十字の看護専門学校17校のうち9校、400名近くの看護学生が集まりました。

日本赤十字看護大学名誉教授の川島みどり先生の講演では、60年以上も看護の道におられる看護師の大先輩として実践の大切さや看護のすばらしさ、看護の技など多くのことを教えていただきました。先生に教えていただいた、“ベッドサイドは看護の教室、患者さんは最高の教師“ということを忘れないように、これからの実習に臨んで行きたいと思いました。

また午後からは学生同士の交流として「赤十字らしさってなんだろう」をテーマに各校が今までの授業、実習などで学んだことをもとに準備してきたものでプレゼンテーションを行いました。私たち岡山赤十字看護専門学校の学生は、本社研修担当者を中心に作り上げてきました。私たちの考える赤十字らしさとは「人を大切にすること」でしたが、各校の個性のある発表を聞き、それぞれの学びを共有し、考えを深めることができました。

その後、隣に座っている他の学校の学生と同じテーマで話し合いをしました。私たちは石巻赤十字看護専門学校と諏訪赤十字看護専門学校の学生と交流しました。今回、全国で同じ赤十字の看護を学ぶ学生が一堂に会し、交流できたことで私たちにはこんなに多くの仲間がいることを実感し、赤十字の一員としての一体感と責任を感じることができました。

2年生(第63回生)久山紀子