フィリピン保健医療支援~事業開始式を開催

日本赤十字社(以下、日赤)はフィリピン赤十字社(以下、フィリピン赤)と協力し、住民が保健医療サービスを受けやすくするため2005年から、保健医療支援事業に取り組んでいます。

本事業では半年ごとに日赤から看護師を派遣しており、派遣者が日本の病院勤務ではあまり経験のできない地域保健を学ぶという要素もあります。現在は、熊本赤十字病院(熊本県熊本市)の安部香織看護師をヌエヴァ・ヴィスカヤ州に派遣しています。

①トラック(加工後).jpg

トラックの荷台に乗り、最長4時間もかけて会場まで来てくれた地域保健ボランティアの皆さん

本事業の事業開始式が8月12日、行われました。

式典は本事業の4カ所目の事業地であるヌエヴァ・ヴィスカヤ州カヤパ郡を対象とした事業の開始を宣言するもので、フィリピン赤のグウェンドリン・パン事務総長をはじめとし、地元行政の代表や日赤要員代表らが参加しました。

日赤は、地域住民や地元行政の主体性と事業効果の継続性に重きを置いており、本事業で今後築いていくシステムや成果を事業終了後も引き継いで、現地の力で発展させていってほしいという思いがあります。

②展示ブース(加工後).jpg

事業紹介の展示ブース

本事業の主な活動の一つに、住民に健康に関する知識を普及するための『地域保健ボランティアの育成』があります。

この地域保健ボランティアは、「村の人たちの助けになりたい」という高いモチベーションを持って事業に協力。仕事や家事に追われながら活動しており、中には生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて研修に参加するメンバーもいます。

そんな熱心なボランティアの姿に安部要員は、「心を打たれます。彼らが少しでもモチベーションを維持しながら活動できるように支援していきたいと強く思いました」と語りました。

③記念撮影(加工後).jpg

式典後の記念撮影に臨む安部要員(写真後列左)

また、村人にとってより身近な存在であるボランティアが健康に関する知識を得ることで、小さなことでも気軽に相談でき、さらに彼らが村人に知識を普及することで、村全体の健康レベルの向上を期待しています。

今回の式典には地域保健ボランティアも招待。事業運営側や地元行政、皆が事業の成功を願い、連帯感の生まれた式典となりました。

活動内容・実績はこちら