フィリピン保健医療支援~事業を軌道に乗せた2人

日本赤十字社(以下、日赤)は2014年9月26日~2015年4月1日、フィリピン共和国(以下、フィリピン)での保健医療支援事業に、第20次派遣要員である名古屋第二赤十字病院(愛知県名古屋市)の水野昭子看護師と日赤和歌山医療センター(和歌山県和歌山市)の堀本知春看護師を、それぞれフィリピン共和国ヌエヴァ・ヴィスカヤ州とオーロラ州に派遣しました。

両看護師が活動を終えて帰国し、本社(東京都港区)で4月2日、帰国報告会を行いました。

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ボランティア候補者に書類の書き方を説明
(写真中央:水野看護師)

ヌエヴァ・ヴィスカヤ州での事業は新たに、オーロラ州での事業は第3次3カ年事業(2011年4月1日~2014年9月30日)に引き続き、第4次3カ年事業(2014年10月1日~2018年3月31日)として開始されました。           

フィリピン赤十字社(以下、フィリピン赤)とともに、対象の村(各州9村・約3000世帯)の人びとの健康状態を改善・維持させるため、2人は事業の立ち上げに尽力しました。

この事業は、地域保健ボランティアの育成、給水・衛生設備の整備と手洗いなどの教育活動、保健医療サービスの拡充を3つの柱として行っています。

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地域保健ボランティアの選定を行うため、候補者にインタビュー

「限られた保健医療資源を最大限に活用して、自分たちの健康を維持するためには、各村の住民が健康に対する意識を高め、健康や衛生的な生活環境に気を配った行動をとることが重要になります。

この事業では『地域に根ざした地域保健と救急法(Community-Based Health and First Aid=CBHFA)』という住民参加型の手法を用いて、村の住民が自分たちの健康問題(優先順位)に気づき、健康増進と疾病予防等に向けて取り組めるようにサポートしていきます。

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水泳大会で救急法の指導を実施(写真右:堀口看護師)

その鍵となる地域保健ボランティアを、各州80人ずつ、村の住民の中から選定しました。25世帯に1人というフィリピン赤の方針や村の保健担当者の人数、そのほか各村それぞれの事情を踏まえて選びました。

今後は、ボランティアによる村の健康調査が行われ、その結果に基づき健康教育などが実施されていきます」と報告しました。

今回の派遣を通して水野看護師と堀本看護師は、事業運営や地域保健活動の経験を積みました。今後のさらなる活躍を期待します。

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