和歌山医療センター救護員がAEDで踊り子を救命

猛暑により、多くの患者が運ばれた救護所

猛暑により、多くの患者が運ばれた救護所

和歌山市内で7月28日、8月3~4日に開催された「おどるんや~第10回紀州よさこい祭り」で、心肺停止状態となった踊り子の女性(72歳)を日本赤十字社和歌山医療センターの救護員医師と看護師がAED(自動対外式除細動器)を用いて救命しました。

約28万人の観客が集まる祭りに当たって、日赤和歌山医療センター職員と県支部赤十字特別救護隊は全10カ所の会場のうち、4カ所に救護所を開設するとともに、赤十字救護専用バスと救急車を配置して、もしもの場合の救護に備えました。

懸命に救護活動に取り組む和歌山医療センターの救護員

懸命に救護活動に取り組む和歌山医療センターの救護員

こうした中で8月3日、踊り子の女性が突然、路上に倒れました。連絡を受けた救護員医師と看護師が急行し、騒然とする現場で直ちに心肺蘇生法やAEDを用いた除細動など一次救命処置を実施。蘇生を確認した後、点滴による薬剤投与を行いながら、同センターに救急車で搬送しました。女性は翌日には状態が安定し、救命救急センターから一般病床に転床しました。「後遺症もなく回復できたのは、赤十字の皆さんにすぐ処置していただいたおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と語っています。この患者さんは救急搬送された同センターを近く退院する予定です。

この女性の命を救えたことがバイスタンダーCPR(その場に居合わせた人による救急蘇生)がいかに重要であるか、あらためて示されました。