広島赤十字・原爆病院「被爆窓枠」モニュメントを移設

夜間に移設工事を行いました

夜間に移設工事を行いました

広島赤十字・原爆病院(広島市)が敷地内で保存してきた「被爆窓枠」モニュメントがこのほど、市道を挟んで隣接する広島県支部の敷地に移設されました。

同病院は爆心地から南約1・5キロにあります。昭和20年8月6日、原爆で職員51人が犠牲になるなど、大きな被害を受けながらも、多数の被爆者の治療にあたりました。原爆の爆風でゆがんだ窓枠は当時の旧本館にあったもので、1993年の建て替えにあたって、窓枠を含む建物の角部分をL字形に切り取って保存。被爆の実像と平和の尊さを後世に伝えるため、病院敷地内で展示されてきました。病院は現在、老朽化などに伴う改築工事が進められ、モニュメントがあった部分には新棟が建設されます。

移設先の支部敷地内には新たな「メモリアルパーク」が整備され、被爆窓枠とともに、ガラス片が刺さった壁や慰霊碑、被爆直後に大量の医薬品を広島に届けたマルセル・ジュノー博士(赤十字国際委員会駐日主席代表)のレリーフなどが展示されます。7月初旬にオープンする予定です。