「プレおばあちゃん教室」を開催― 新米祖父母を応援

タオルや着替えを準備したり、お湯を入れるなど用意が大変な沐浴は、祖父母が一番サポートできる部分です

タオルや着替えを準備したり、お湯を入れるなど用意が大変な沐浴は、祖父母が一番サポートできる部分です

「結構重いわよ」「耳はどうやって洗うの?」--武蔵野赤十字病院(東京・武蔵野市)が年6回開催している「プレおばあちゃん教室」。11月21日の教室では、“おじいちゃん”も含めた12組16人が、人形の赤ちゃんを使った沐浴に挑戦しました。

「年齢的な部分など自分の限界を踏まえて、ときには手伝いを断る勇気も必要です」と池田心理士

「年齢的な部分など自分の限界を踏まえて、ときには手伝いを断る勇気も必要です」と池田心理士

プレおばあちゃん教室は平成5年にスタート。毎回、定員の14人がいっぱいに埋まる人気教室です。

同院母子センター看護師長の奥津啓子さんは「開始当時から乳幼児検診への親世代(祖母)の付き添いが増えていましたが、この親世代自体の育児経験が不足していて、子育てサポートに不安を抱えている方が少なくありませんでした」と開催のいきさつについて説明します。

11月21日の教室では、臨床心理士の池田美樹さんが、祖父母の立ち位置について「子育ての主体は、あくまでも娘や息子夫婦です」とサポート役に徹することなどを講義。「手伝うときは、“やってあげている”の気持ちを捨てること。そうすればストレスも感じません」という話には、参加者の多くが納得の表情でした。

三上さんはご夫婦で参加。「主人に『育ジイ』としてがんばってもらおうと思っています」

三上さんはご夫婦で参加。「主人に『育ジイ』としてがんばってもらおうと思っています」

その後、2グループに分かれて、人形を使った沐浴に挑戦しました。この日が沐浴初体験の大原弘子さん(65)は「来月出産の娘を手伝ってあげられるか不安でしたが、自信がつきました」とほっとした様子。三上一夫さん(62)は「離乳食までは母乳とミルクだけでいいことなど、昔と今の子育ての違いも分かって良かったです」と感想を語ってくれました。