中国(2014年雲南地震)

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緊急に設置された仮設住宅

中国南西部に位置する雲南省昭通市魯甸(ろでん)県(※)で8月3日、マグニチュード6.5の地震が発生しました。

中国当局によると被災地域は雲南、四川、貴州の3省4市(州)、10県(区)に及び、雲南省では過去14年間で最大の地震であるとしています。

また、人的被害は死者617人、行方不明者112人、負傷者3143人に上り、31万8000人が緊急避難を余儀なくされました。

さらに17万世帯の住宅が被害を受け、そのうち倒壊世帯が2万9000戸、半壊住宅が4万2000戸、一部損壊住宅が10万戸近くであるとしています。

多くの少数民族が暮らす雲南省は、中国の中でも最貧地域の1つであり、地震の多発地帯です。10月7日にも、プーアール茶で名の知れた雲南省普洱(プーアール)市でマグニチュード6.6の地震が発生し、死者は少ないながらも、多くの家屋に被害が出ています。同地域では、12月6日にもマグニチュード5.8と5.9の地震が発生。10月の地震の被災者はいまだに避難用テントや仮設住宅で過ごしており、状況は悪化しています。

※中国では市・州が県よりも上位の行政区画。

国際赤十字の活動

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家屋修繕用の工具セットの例

中国紅十字会(中国の赤十字社)は地震発生直後に調査チームを現場に派遣し、被災状況と緊急ニーズを調査しました。

また、同時に負傷者の治療や搬送、救援物資の配布、飲料水の提供やトイレの設置などを行い、被災地のライフラインを整えました。

さらに、災害から受けたショックやストレスの緩和のため、被災者に対しこころのケアをしました。

日本赤十字社には10月31日までに、総額約5500万円の支援が「中国雲南地震救援金」として寄せられました。これらの資金は、およそ5800世帯に配布される住宅修繕のための工具セットのほか、政府の統合復興計画に沿って実施される復興再建活動に充てられます。

救援金の使途

1.緊急支援(住宅修繕のための工具セット配布) 1700万円
2.復興支援 3500万円
3.事業管理費 310万円
合計 5500万円