インドネシア(インドネシア・コミュニティー防災事業)

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コミュニティー防災の主役である地域ボランティア

日本とインドネシアは、ともに環太平洋火山地帯、アジア・モンスーン地域に属し、海に囲まれた島国であるという共通点を持ち、両国とも、地震、火山噴火、津波、洪水、地滑り等の自然災害に見舞われてきました。このように、同じ自然災害のリスクを抱えるインドネシアで、日本赤十字社(以下、日赤)は、2012年からインドネシア赤十字社(以下、インドネシア赤)とともにコミュニティー防災事業に取り組んでいます。

住民が中心となって身の周りのリスクを改めて洗い出し、解決策に取り組み、災害に対応できる知識と能力を身につける一連の活動を通して、住民の災害からの回復力(災害のインパクトを軽減し、適切に対応し、逆境から立ち上がる力)を向上させることを目標としています。

2012年から3年間にわたり、ジャワ島バンテン州でフェーズ1を実施。同地域で頻発する洪水を中心とする地域のリスクに対する防災活動を実施しました。

2016年4月からは、事業地をより地震と津波のリスクが高いスマトラ島に移し、地震と津波に特化した防災事業をスタートしました。

地震と津波に対するコミュニティー防災事業概要(フェーズ2)

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事業地:インドネシア共和国 ベンクル州(スマトラ島)

事業期間:2016年4月~2020年3月

事業目標:事業地の地震、津波、その他の災害に対する回復力が向上する。

期待される成果

ア.災害や健康問題等のリスクに対応する能力が向上する。

イ.インドネシア赤の地域の回復力を高めるためのサービス提供能力が向上する。

ウ.インドネシア赤の防災における地域行政や他機関との協力関係が拡大する。

事業紹介パンフレットはこちら(PDF: 725KB)

在インドネシア日赤職員からのメッセージ

日赤インドネシア事務所 コーディネーター アワルディーンさん

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赤十字と出会ったきっかけは?

私の故郷のアチェ州は2004年のスマトラ島沖地震・津波災害の最大の被災地です。津波が襲ってきた日は、私の結婚式当日で、生まれ育った家に向かう途中で津波を目にし、必死の思いで逃げ切りました。その2年後に、アチェ州の人道支援組織で働き始め、アチェの人々の復興支援に携わりました。その後、いくつかの組織を経て、2014年2月から日赤の職員としてインドネシアの防災事業に関わっています。

仕事にかける思いは?

人道支援の分野で働くことは、私が心から望んでいることで、人生の情熱そのものでもあります。誰かの役に立っている、人々の生活をより良くする手助けができると感じることは、私の人生の意味を高めてくれているように思います。

事業にかける思いは?

事業地のベンクル州は、地震と津波のリスクが非常に高く対策は急務です。フェーズ1の経験をいかして、また地域行政や他団体などの様々なパートナーと連携しながら、この事業をより高い効果をもたらすものにしたいと強く思っています。

日赤インドネシア事務所 事業担当者 ヤナ・マウラナさん

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赤十字と出会ったきっかけは?

赤十字との出会いは、中学生時代に青少年赤十字メンバーとして2年間活動したことです。再び赤十字と関わるようになったのは、2004年のスマトラ島沖地震・津波災害の後でした。故郷アチェの人々を助けたいとの思いから、国際赤十字・赤新月社連盟の実施する、被災者のための仮設住宅事業に携わりました。

あなたにとって赤十字とは?

赤十字は私の職業人生から切っても切れない存在です。連盟での事業が終わると、ベルギー赤十字社やオランダ赤十字社の職員として、生計支援事業、防災事業や水・衛生事業などに従事してきました。

事業にかける思いは?

日赤の職員としては2016年から活動していますが、これまでの経験をいかして、ベンクル州が地震や津波といったリスクに対する対応力を高めることに全力で貢献したいと思っています。

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