ネパール(ネパール・コミュニティー防災事業)

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「今までより安心して暮らせますか?」との問いに笑顔で答えるウダヤプール郡の住民ら

洪水や地滑り、土砂崩れ、地震など多くの自然災害が発生するネパール。日赤は、2012年からネパール赤十字社(以下、ネパール赤)とともにコミュニティー防災事業に取り組んでいます。住民が中心となって身の周りのリスクを改めて洗い出し、解決策に取り組み、災害に対応できる知識と能力を身に付ける一連の活動を通して、住民の災害からの回復力(災害のインパクトを軽減し、適切に対応し、逆境から立ち上がる力)を向上させることを目標としています。自然災害だけでなく、保健衛生や貧困等、幅広いリスクを対象としています。

20164月からは、これまで事業を実施してきた地域の中でまだ支援が届いていなかった村で、活動を継続(フェーズ2)。2015年に発生した大地震の経験を踏まえ、より住民の命を守ることができる事業を目指しています。

コミュニティー防災事業概要(フェーズ2)

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住民が作成したリスクマップ

事業地:ネパール連邦民主共和国 ウダヤプール郡、チトワン郡、グルミー郡 事業期間:20164月~201912 事業目的:事業地の住民の災害からの回復力が向上する。ネパール赤の災害対応能力が向上する。

期待される成果 1.災害による負傷者・死者数が減少する。 2.地域の健康状態が改善される。 3.経済的に脆弱な住民の職業機会が増える。 4.ネパール赤の災害対応や防災事業を実施する能力が強化される。
事業紹介パンフレットはこちら(PDF: 1.19 MB)

ネパール赤十字社からのメッセージ

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ネパール赤十字社で事業を担当するアンジャンさん

ネパール赤のアンジャン・アチャルヤです。ネパール赤で8年間働いていて、この事業を開始当初から担当しています。

赤十字と出会ったきっかけは?

私が初めて赤十字と出会ったのは学生時代で、青少年赤十字の活動を学校で行っていました。その際、赤十字の人道支援活動に感銘を受け、機会があるたびにボランティアとして関わりを続け、大学院を終えた後、2008年に支部の職員になりました。ネパール赤を選んだ理由は、赤十字が世界最大の人道支援機関であること、最も弱い立場の人びとを支援するという使命に共感したことが大きかったですね。

印象に残っていることは?

赤十字に入ってからは、いくつかの災害対応も経験しました。2015年に発生した大地震の救援活動にも参加し、被災者の苦しみ、そしてネパール赤の支援活動を目の当たりにしました。赤十字のボランティアが支援物資を届けた時、被災された方が心から安心した表情をしていたのが印象的で、その時は人道支援に関わる者として、脆弱な立場に置かれた人びとを支援する使命感を改めて感じましたね。

事業にかける思いは?

コミュニティー防災事業はフェーズ2に入ります。災害が発生した時、真っ先に人を助けることができるのは地域住民であることは私の経験から間違いなく、住民の災害対応能力を高めるこの事業は非常に重要です。この事業が一人でも多くの住民の命を守れるよう、職員・ボランティア・住民が一丸となって取り組んでいきたいと思います。

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