ウガンダ(北部医療支援事業)

アフリカ東部のウガンダ共和国では2008年まで約20年にわたり、政府軍と反政府組織との内戦がありました。

約7~8万人が犠牲になり、一時は200万人近くが避難していました。内戦終結後、人びとは避難キャンプから元々住んでいた村への帰還を進めています。

人口約3000万人のウガンダで医師は約2000人(うち外科医は約50人と日本の200分の1)という少なさです。

ウガンダ政府は、医療従事者の育成と配置に取り組んでいますが、最も内戦の被害を受けた北部では、人材を含む保健医療インフラが質量ともに地元のニーズに追いついていません。

手術の様子

そのため、国際機関や援助機関による支援活動に頼らざるをえない状態です。しかし、多くの人道援助機関は戦後復興から開発への転換期にあり、その移行が円滑に行われていない状況です。

現地の人びとの生命を守るためにも継ぎ目のない直接的な支援が求められる中、アンボロソリ医師記念病院で医療支援の必要性が確認され、ウガンダ赤十字社の要請に応えて、2010年4月から2013年3月まで、続いて2013年4月から2016年3月まで、日本赤十字社(以下、日赤)から医師らを派遣しています。

アンボロソリ記念病院の医師たち

この事業では、日赤の中堅医師らを派遣し、ウガンダ北部の深刻な医療人材の欠乏を補完するとともに、地元の研修医らの育成を目的としています。

日赤が有する医療人材を生かし、医療を通じて患者や対象地域に貢献する事業です。

大阪赤十字病院国際医療救援部を中心に広く全国の赤十字病院から医師らが参加し、ウガンダ赤十字社・アンボロソリ医師記念病院を支援しています。