ウガンダ(母子保健事業第1期)
ウガンダの北部では20年にわたる紛争により、およそ200万人の国内避難民が発生しました。紛争終結後も多くの妊産婦が非衛生的な環境下での出産を余儀なくされており、死亡率も高い状況が続いています。
日本赤十字社はウガンダ赤十字社と協力し、同国北部の2県で安全な出産に必要な①衛生的な出産環境の整備、②母性保護の普及啓発を図るために、平成22年から母子保健事業を開始しました。
ママバッグの支援を受けて出産した女性
①衛生的な出産環境の整備
- 80人の母子保健ボランティアの養成(保健人材の育成)
- 妊婦を対象とした年間4000個のママバッグの配布(安全な出産に最低限必要な物品一式の提供)
- 9つの保健センターの分娩資機材の整備
②母性保護の普及と啓発
- 母子保健ボランティアによる、安全な出産と母性保護の知識普及のための家庭訪問
- 男性も含む住民による母性保護をテーマとした対話集会の開催
- 地元のFMラジオ局による母性保健をテーマとしたラジオ番組の放送
- 母性保護の啓発ポスターや小冊子などの広報資材の作成と配布
関連ニュース
2013年以降の関連ニュースは「ウガンダ母子保健事業(第2期)」からご覧ください
- 2013年4月 9日
- ウガンダ母子保健事業(第1期)の成果と課題、そして今後
- 2012年12月18日
- アフリカに届いた日本からの応援メッセージ
- 2012年1月30日
- ボランティアが作り上げたウガンダの母子保健事業
- 2011年10月 7日
- ウガンダ母子保健事業 ~住民の意識がChange!~
- 2011年2月 8日
- ウガンダ母子保健事業 初年の活動を報告