ケニア(地域保健強化事業第1期)
ケニアの北東部は、たびたび干ばつに見舞われる乾燥地帯です。
このような厳しい自然環境の下で遊牧民が暮らしており、子どもたちの多くは保健医療サービスを十分に受けらないためにいのちの危険にさらされています。
日本赤十字社はケニア赤十字社と協力して、5歳未満児の疾病や死亡率を減少させるために、平成19年から5年間にわたり、同国北東部のガルバチューラ県で以下の保健医療事業を実施。包括的アプローチで活動を行いました。
- 病気にならないための取り組み
- 病気やけがをした際の受け皿となる保健医療施設の機能強化
1歳未満児への予防接種
①病気予防への取り組み
- 健康教育の普及(病気の原因とその予防方法の普及)
- マラリアの感染予防(蚊帳の配布とその使用法の指導など)
- 子ども対象とした予防接種
- トイレやゴミ捨て場などの設置(衛生環境の改善)
- 保健ボランティアやボランティアリーダーの養成(保健人材の育成)
②保健医療施設の機能強化
- 県立病院や保健センターの設備と資機材の整備
- 保健施設の無い村を対象とした月1回の巡回診療の実施
- 患者搬送に必要な無線通信網の整備
平成24年12月31日をもって本事業は終了しましたが、このような支援を継続するため、平成25年からは「地域保健強化事業第2期」を実施中です。
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