本日より「アフリカ開発会議(TICAD)」に赤十字代表が出席

 2019年8月28日から30日までの3日間、横浜で第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が開催されます。赤十字からは、赤十字国際委員会(ICRC)のマウラー総裁、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)のアズ・シー事務総長などが出席します。

 TICADとは、Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略。アフリカの開発をテーマとして1993年にはじまり、日本政府の主導により、国連、世界銀行、国連開発計画、及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催される首脳級国際会議です。会議では、アフリカが直面する経済開発、貧困や紛争等の問題に関して、国のリーダーや開発にかかるパートナー機関等とのダイアログを推し進めます。前回は2016年8月にケニア共和国の首都ナイロビで開催されました。

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第6回アフリカ開発会議の様子 @IFRC

 今年の会議では、①イノベーションと民間セクターの関与を通じた経済構造転換の促進及びビジネス環境の改善、②持続可能かつ強靭な社会の深化、③平和と安定の強化(アフリカ自身による前向きな動きを後押し)について議論されます。

日赤が支援するアフリカの活動

 アフリカ地域には、54の赤十字・赤新月社があり、150万人以上の赤十字ボランティアが活躍しています。支援の効果が持続的に定着するために、長期的な観点で現地の赤十字・赤新月社の組織基盤を確立させ、地域の人びとやボランティアが主体となって行う活動を、継続的にサポートするのが赤十字の基本的な支援のあり方です。

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日本赤十字社はアフリカで5カ国への支援を実施している。写真はモバイルシネマ(移動式映画館)でコレラ予防のアニメを上映する様子(ルワンダ)

 現在のアフリカ各国を見ると、ケニアのナイロビなど、経済的には飛躍的な発展を遂げている都市がある一方、周辺地域に目を向けると、そこには、例えば医療や教育、安全な水の供給といった基本的な公共サービスを享受できずに暮らす人々がいます。

国全体として発展を遂げるためには、すべての住民が健康に暮らせる、また災害にも強いコミュニティづくりが欠かせません。長期的に見れば、起きてしまってから対応するよりも、予防して未然に防いだり、被害の軽減を目標にしたほうが、経済コストも抑えられるのです。

赤十字は、各国で最も弱い立場の人々の命と健康、尊厳を守り、彼らを公共のサービスへとつなげます。また、「災害や疾病に強い地域づくり(コミュニティレジリエンスの強化)に重点をおき、「誰もが開発の流れから取り残されないように」TICADにおいて赤十字はそのことを訴えていきます。

明日!8月29日㈭、公式サイドイベントを開催いたします!

 日本赤十字社は、ICRC、連盟と共催で「地域社会の健康と保健面での格差をなくすには -ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成に向けてー」と題し、以下のとおりシンポジウムを開催いたします。

 ICRCマウラー総裁、連盟アズ・シー事務総長のほか、MSF(国境なき医師団)や日赤職員も参加し、それぞれの経験や立場から議論を深めます。特に、日赤からはいかに民間企業からのサポートが課題を抱える地域の人々の支援になっているか、実際に現地で調整に当たった職員が事例を交えて紹介するとともに、日本においても重要な社会的課題であるユニバーサル・ヘルス・カバレッジについて、災害対応などとも絡めて議論に参加します。

<開催概要>

日時 2019年8月29日(木)15:30~17:00

会場 パシフィコ横浜 アネックスホール202

   〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1 アクセスはこちら(リンク)

*言語:英語、日本語(同時通訳あり)

*事前申込み:不要

〔モデレーター〕田村 良彦 読売新聞東京本社メディア局専門委員

〔パネリスト〕

エルハッジ・アズ・シー 国際赤十字・赤新月連盟 事務総長

ペーター・マウラー 赤十字国際委員会(ICRC)総裁

五十嵐真希 日本赤十字社 中東首席代表 

レシュマ・アダティア 国境なき医師団人道・外交担当代表

イベント詳細はこちら

ご参加をこころよりお待ちしております。

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