What's new of the Movement

日本赤十字社が国内の医療や血液事業、災害救護活動に従事するように、世界でも各国の赤十字社が紛争や自然災害、感染症などで苦しむ人々に寄り添い、人道支援活動を展開しています。今回は、国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)や赤十字国際委員会(以下、ICRC)で取り上げられたニュースを中心にご紹介していきます。

南スーダン: 離散家族の再会

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南スーダン 離散家族を支援する赤十字ボランティア  ©連盟

もしあなたが3歳で、外で遊んでいる時に突然戦闘や混乱に巻き込まれて、逃げ惑いながら家族と離れ離れになり再び会えなくなるようなことが起きたら・・・。南スーダンではこういう状況が現実となる事態が長く続きました。赤十字国際委員会(ICRC)はこの事態を打開するために“離散家族への支援”を30年以上続けています。離れ離れになった家族の情報を聞き取り調査し、衛星電話や赤十字を通じた手紙のやり取りなどあらゆる手段を駆使して家族の再会を支援し多くの成果を上げています。国内だけでなく、赤十字の国際ネットワークを活用し、国境を越えた家族の再会支援も行っています。

詳しくはこちらICRCのホームページ(英文)をご覧ください。

イエメン: 家を追われた人々の苦悩

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住み慣れた場所から逃げてきた家族
©ICRC / Abduljabbar Zeyad

イエメンでは国際人道法に違反する暴力や戦闘行為により毎日多くの人が家を失い、事態はますます悪化しています。200万人の避難者の多くは仮設キャンプなどに身を寄せていますが、その受け入れも限界に近づきつつあります。この中でICRCは2018年前半に50万人に対し緊急支援を実施し、200万人に水と衛生用品を配布しました。

詳しくはこちらICRCのホームページ(英文)をご覧ください。

モンゴル: 小児インフルエンザの大流行

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インフルエンザ患者が病院を訪れる ©連盟

モンゴルでは、インフルエンザA型(H1N1)が蔓延し深刻な事態に陥っています。マイナス40度の気温や大気汚染、窮屈な生活環境が原因となり、インフルエンザの発生率を高めています。とりわけ子どもたちにとっては致命的な状況になりつつあります。首都ウランバートルにある病院でも通常の1.5倍以上の小児患者が院内にあふれ、インフルエンザが原因の死亡例も出始めています。モンゴル保健省は2019年2月上旬まで流行が継続すると予測しています。モンゴル赤十字社では政府と協議しながら、簡易ベッドの提供やリスク地域へのボランティアの派遣、メディアを使った予防啓発活動に取り組んでいます。

詳しくはこちら(連盟ホームページ(英文))をご覧ください。

100年続く挑戦 ~国際赤十字・赤新月社連盟の始まり~

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100年前と外見は変わらないレジーナホテル ©連盟

100年前の1919年(大正8年)、フランスのレジーナホテルに、日本、イギリス、アメリカ、イタリア、フランスの赤十字の代表者が集まり、各国赤十字・赤新月社の国際的連合体として、「国際赤十字・赤新月社連盟」(当時の名称は「赤十字社連盟」)が正式に創設されました。戦時救護のためにつくられた赤十字にとって、実は平時の赤十字活動は当たり前のものではなかったのです。赤十字の平時における健康増進や疾病予防、苦痛の軽減を図る活動のための国際的組織の創設は画期的なものでした。
 連盟の創設から、今年の5月5日で100周年を迎えます。

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