企業・団体さまとのパートナーシップ: 産休サンキュープロジェクト第3期スタート!

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~生まれてきた赤ちゃんの初めての社会貢献~
生まれた場所、生きている場所が異なることで、失われるいのちがあります。

このプロジェクトは、出産をきっかけに、生まれてきたいのちと支えてくれる周囲の人たちに感謝し、寄付によって開発途上国の子どもとお母さんを支援し、一緒に子どもたちを育てていくものです。また、日本での産休・育休の推進も目指しています。

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赤十字が支援する保育所で、食事前に手洗いをする子どもたち(マラウイ)

プロジェクトに賛同された企業・団体さまは、社員や顧客の方々から集められた寄付を取りまとめて、プロジェクトにご協力いただきます。そのご寄付は、東アフリカ地域保健強化事業及び南部アフリカ地域感染症対策事業に活用させていただきます。本稿では、その活動の一部をご紹介します。

産休サンキュープロジェクトの概要はこちら

ナミビア: キッズクラブ

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キッズクラブのトイヴォ君にインタビューする日赤スタッフ(ナミビア)

ナミビアの首都ウィントフックから車で約5時間のところに位置するグルートフォンテイン市に、ナミビア赤十字社が運営するキッズクラブ(学童保育)があります。HIV孤児を含む貧困家庭の子ども80人は、週2日(火・水)学校の授業を終えると、このクラブに集まってきます。そこで、2時間(14~16時)、学校の宿題をしたり、HIV予防など衛生・健康について学んだりしています。

なぜ、ここで宿題をするのでしょうか。子どもたちの中には、電気や机がない家庭が多いのですが、クラブの施設には電気も机もあるので、ゆっくりと宿題ができるのです。さらにクラブでは赤十字ボランティアが宿題までみてくれるので、効率的に楽しく宿題ができます。

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キッズクラブのトイヴォ君にインタビューする日赤スタッフ(ナミビア)

クラブに通うトイヴォ・ハムポロ君(13)は、「クラブでは、書くことや読むこと、アルファベットなど、学校で学んだことを復習しているんだ。1日2回の歯磨きの大切さも教わって、歯ブラシなどの衛生用品一式ももらったから、毎日欠かさず歯磨きをしているんだ。将来は医者になって、地域にいる病気の人を助けてあげたい!」と笑顔で話してくれました。クラブに通っていた子どもたちの中には、大きくなってから大学に進学したり、教職に就いた人もいます。子どもたちの夢の実現の一助となる支援を続けながらも、いつかは私たちの支援がなくても、子どもたちが安心して未来を描ける日がくることを願っています。

南スーダン難民(ウガンダ): 生理用品一式の配付

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生理用品一式の配付の様子 (c) IFRC/NLRC

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生理用品一式

南スーダンでは情勢が悪化し、その難民数は平成30年5月31日現在で、250万人以上に上っています。難民キャンプでは人口が過密化し、衛生環境が悪化しており、母性保護の観点から、衛生用品が大変重宝されています。日赤は、ウガンダにある最大規模の難民キャンプであるビディビディ難民キャンプの女性に、生理用品一式を配付しています。

一式の中には、以下のものが含まれます: 生理用品使用方法と月経についての説明書、石鹸、洗濯用洗剤、生理用下着、使い捨て生理用品、布製生理用品、洗濯用紐、洗濯バサミ

お子様の誕生の瞬間から遠く離れた"世界"との繋がりを

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SCSK株式会社のサンキューカード

2013年に住友商事株式会社と連携して始まった産休サンキュープロジェクトは、2018年6月現在で6社(住友商事株式会社、SCSK株式会社、ヤフー株式会社、木村情報技術株式会社、株式会社ローズマロウズ、P&Gジャパン株式会社パンパース)に賛同していただいています。例えば、SCSK株式会社は、年間の社員のお子様の誕生数×3(サン)9(キュー)00円をプロジェクトに寄付し、そのお子様にサンキューカードを送付しているそうです。

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タンクごと水を飲む子ども(ルワンダ)

お子様の出産を機に、私たちと異なる環境で生まれた子どもたちの未来、いのちの大切さを一緒に考えてみませんか。引き続き、多くの企業・団体様のご賛同をお待ちしております。

お問い合わせ先:

日本赤十字社国際部開発協力課
産休サンキュープロジェクト担当

電話 03-3438-3111(代表)

email sankyuthankyou@jrc.or.jp

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