台湾地震被災者救援・『世界災害報告2015(鍵となるLocal Actor)』発刊

台湾地震被災者救援

地震の発生と被害状況

倒壊した建物から男児を救助した台湾赤十字レスキューチーム ©台湾赤十字

台湾南部で2月6日午前3時57分ごろ(日本時間同日午前4時57分ごろ)に発生したマグニチュード6.4の地震により、台南市で16階建てビルが倒壊し、大きな被害が発生しました。

12日時点で死者は90人を超え、行方不明者は約30人となっており、懸命の救助作業が続いています。

台湾赤十字の救援活動

台湾赤十字は地震発生後、当局の捜索救助を支援するため、約100人のボランティアとスタッフで構成されたチームを被災地に派遣しました。6日午後には倒壊したビルに閉じ込められていた男児1人を救出したほか、避難所にいる被災者に毛布110枚、寝袋100個、防寒着200着などを配布、温かい食事も提供しました。

救援チームは、台南市内10の病院を支援しており、被災地にさらなる物資配布も行っています。そのほかにも、被災者やその家族に対して、こころのケアや一時金の支給を行っています。

台湾地震に対する救援金を受け付けています

救援金名:2016年台湾地震救援金

受付期間:2016(平成28)年2月8日(月)から3月15日(火)まで

皆さまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

振り込みに関するご連絡先

日本赤十字社 組織推進部 海外救援金担当

TEL:03-3437-7081 FAX:03-3432-5507

お問い合わせフォーム

『世界災害報告2015(鍵となるLocal Actor)』発刊

国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)はこのたび、『世界災害報告2015』を発行しました。世界災害報告は毎年連盟が発行しているもので、その年ごとの災害対応の最新の動向に焦点を当てています。

今年のテーマは「Local actors, the key to humanitarian effectiveness(人道の実現に鍵となるローカルアクター)」です。

近年の人道危機、例えば、2014年の西アフリカのエボラ出血熱や2015年のネパール地震、2011年から続くシリアにおける武力衝突、2012年にアメリカで発生したハリケーン「サンディ」などを振り返ると、規模や種類は異なるものの、その被災地では常に、地域住民やボランティア(Local actor。以下、ローカルアクター)が第一の災害対応者として活躍してきました。今年の『世界災害報告』は、そのローカルアクターの意義にスポットを当てています。

大規模災害への対応責任のすべてを、ローカルアクターが担うことは不可能です。その一方、適切な災害対応のためには近年、ローカルアクターの能力向上が不可欠であることもまた、重視されはじめています。言い換えれば、国際機関や政府も、地域の実情に見合った形での災害対応が必要とされており、その重要性は、2015年3月に仙台で開催された国連防災世界会議や、同年9月に国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)などでも、繰り返し確認されています。

本報告書では、ローカルアクターを分析の基軸に定めています。そして、複数の事例を通じて、より良い災害リスク管理のためのローカルアクターの役割、ローカルアクターの能力向上の評価手法、また、ローカルアクターとのコミュニケーションの動向や装置の役割などについて、さまざまな観点から分析を加えています。

『世界災害報告』には、最新の災害統計も添付されています。全文(英語)はウェブページ上でどなたでも閲覧することができます。ぜひ、ご参照ください。

本ニュースの印刷用PDF版はこちら(PDF:660KB)