(速報3)ネパール地震救援: 本格化する救援活動

ネパール地震による人的被害は、5月6日現在で死者7675人、負傷者1万6392人とされています(国連発表)。日本赤十字社(以下、日赤)の保健医療チームはシンデュルパルチョーク郡メラムチ村の診療所で地震被災者の診療活動(1日に200人以上)を続けています。

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メラムチ村でこころのケアを行う森光臨床心理士

第1班で被災地に派遣された同チームメンバーの臨床心理士は、風船や折り紙を使って、被災した子どもや親たちにこころのケアを行っています診療所付近の被災者たちは、1つのテントに7~8人の家族で避難生活を送っている状況です)。

子どもたちの多くは、地震以降不安で母親のそばを離れられなかったり、緊張した表情が続いていましたが、風船や折り紙で遊ぶことで、少しずつ表情が和む姿も見られました。

また、ネパールでは、出稼ぎに出かけている人も多く、今後は家族と離れ離れになった人びとへのこころのケアが重要になります。

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携行型X線装置でレントゲン撮影を開始

また、診療所のレントゲン撮影室に、日本から持参した携行型のX線装置を設置してレントゲン撮影を使った診断も行っています。

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診療所での活動の様子

日赤は、保健医療チーム派遣や1000万円の資金支援のほか、洗面用具などの衛生キット2621セット、毛布800枚、蚊帳(かや)3000帳、防水シート400枚の物資を支援しました。

今後さらに追加して、2000万円相当の物資支援を実施する予定です。

国際赤十字によるネパール地震救援

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デアディング郡で山間部からヘリコプターで運ばれた幼児を搬送する赤十字ボランティア ©Austrarian Red Cross, Swiss Red Cross

ネパール国内では、日赤以外にも各国赤十字社が国際的なネットワークのもとで救援活動を展開しています。

カナダ赤十字社は、フィリピン赤十字社や中国紅十字会香港支部と協力し、山間部のラスワ郡で基礎保健医療活動を実施しています。陸路でのアクセスは寸断され、現在はヘリコプターによる物資輸送や重症患者の搬送を行っています。

また、ノルウェー赤十字社はシンデュルパルチョーク郡の郡都チョータラで病院を展開しています。

その他、外国赤十字関係者200人以上が、ネパール赤十字社およびネパール赤十字ボランティア4000人と協力して救援活動にあたっています。

救援物資についても、各国赤十字社が、水タンクや毛布、防水シートやテント、家屋修繕キット、キッチン用品などを輸送していますが、ヘリコプターを使わないと被災者の元へ届けられないなど、困難な状況が続いています。

引き続き、皆さまの温かいご支援とご協力をお願いいたします。

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カトマンズで子どもを診る医師 ©IFRC

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カナダ赤がフィリピン赤と共同で医療支援を実施するラスワ郡 ©Netherlands Red Cross

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カルチョークにおける避難テント設置 ©IFRC

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被災者を手当てするネパール赤看護師 ©IFRC

振り込みに関するご連絡先

日本赤十字社 組織推進部 海外救援金担当

TEL:03-3437-7081 FAX:03-3432-5507

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