人びとが健康で幸せに暮らせる社会づくり

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2014年3月から2015年3月まで、ウガンダの首都カンパラに派遣され、母子保健事業の管理業務を担当した、山田則子駐在員(名古屋第二赤十字病院・看護師)の活動を紹介します。

看護師を志したきっかけ

私は、1995年に起こった阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件をきっかけに、人の命について深く考えるようになりました。そしてその影響が長期にわたって続く事実を目の当たりにして

「思うだけでは、何も始まらない」

と考えたのです。

その結果、人びとの生活と健康に直接かかわることのできる「看護」の仕事を選び、ナースを志しました。

国際活動へのあゆみ

2002年 名古屋第二赤十字病院入職 血液・内分泌内科混合病棟に配属

慢性疾患を持つ患者さんと家族とのかかわりをとおして、入院中の闘病生活のみならず、退院後の療養支援の場面から、その人らしい身体的な健康や安らぎを感じられる精神的な健康、生活の中で役割を果たせる社会的健康が調和した「Well-being」という概念に関心を抱くようになりました。

2009年 名古屋第二赤十字病院の国際医療救援部付研修生へ

この研修生制度は、名古屋第二赤十字病院が、国際活動に従事する人材を育成するために実施しているものです。赤十字が「いのちと健康、尊厳を守る」活動を日本のみならず、世界で展開していることを知り、自分も携わりたいという思いを強くし、一念発起して研修生に応募、合格しました。

院内外でさまざまな領域(整形外科、小児科、救急外来、産科、外科、地域保健等)を経験しながら、国際赤十字・赤新月運動や国際保健など、国際活動に必要とされる知識と技術を仲間とともに学びました。

2011年10月~2012年4月 「フィリピン保健医療支援事業」駐在員として派遣

「健康的で安全な生活」を地域住民とともに作り出す、開発協力事業の現場に携わりたいとの思いから、「フィリピン保健医療支援事業」の管理要員に応募し、フィリピン北部のルソン島に派遣されました。

初めての国際活動で苦労もありましたが、事業対象地域の赤十字スタッフや赤十字ボランティアとともに、地域の課題を住民自身が認識し、自ら解決できるような支援活動を実施しました。

2014年3月~2015年3月「ウガンダ母子保健事業」駐在員として派遣

フィリピンでの活動経験を踏まえ、今後も地域の課題に寄り添った事業実施に取り組みたいとの思いが強くなりました。また、現場での実践を通してさらなる事業管理、調整能力を身につけるため、ウガンダ母子保健事業の駐在員に応募しました。

派遣中は、ウガンダ赤十字本社に拠点を置き、さまざまな事業関係者と連携をとりながら事業推進に取り組みました。

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出産に必要な最低限の品を詰めたママバッグの支援を受けて出産した女性と話す山田駐在員 ボランティアに助言する山田駐在員