国際赤十字ヘッドラインニュース

バングラデシュ:洪水が残した破壊のつめ痕

洪水の被災者たちは、安全な飲料水や衛生用品を必要としています

洪水の被災者たちは、安全な飲料水や衛生用品を必要としています ©IFRC

クリグラム県の北東部でドロラ川がはんらんしたことを受け、バングラデシュ赤新月社(イスラム圏の赤十字社)のボランティアは、バナナの木を組んで作ったボートで捜索・救援活動を開始しました。

「近年、これほどの洪水は目にしたことがありません」と、バングラデシュ赤クリグラム支部青少年課のシャウォンは話します。

主要河川の流域に降った激しい雨などによる洪水で、8月中旬からバングラデシュで標高の低い19の地域で同様の事態が続いており、約300万人が被害を受けています。これまでに約34万人が自宅からの避難を余儀なくされ、3万4000戸の住宅が破壊されました。

バングラデシュ政府の報告によると、これまでに52人が死亡、約400人が負傷しています(9月14日現在) 。

シリア:クネイトラ県での戦闘で避難を強いられた数千人への緊急支援

ダマスカス郊外から避難する子どもを抱えるシリア赤新月社のボランティア

ダマスカス郊外から避難する子どもを抱えるシリア赤新月社のボランティア ©Ibrahim Malla/IFRC

シリア南西部のクネイトラ県では、中心地であるアル・バースなどで戦闘が続き、数千もの家族がダマスカス郊外県への避難を余儀なくされています。

赤十字国際委員会(以下、ICRC)は、避難してきた人びとに支援の手を差し伸べるべく、シリア赤新月社と緊密に連携を取りながら、5万人以上に緊急支援を提供してきました。

クネイトラ県では、政府軍と反乱軍の緊張が高まってきており、特にクネイトラ市では安全な水や食料を手に入れることが難しく、医療も受けにくくなっています。

中国:ユースオリンピックで人道問題のワークショップを開催

©Kevin Xia/IFRC

連盟は、中国紅十字会(中国の赤十字社)の協力を得て、8月14~28日まで、南京ユースオリンピックの文化・教育プログラムに参加しました。

選手村のブースで開催したワークショップは、「人道的価値」や交通安全、救急法、「行動様式の変化をもたらす若者」など多彩な内容。2週間の会期中、何千人もの青少年アスリートやスポーツ関係者、ボランティア等に人道上の課題について関心を呼び起こしました。

連盟新事務総長が就任

Elhadj Amadou Sy

左から、シィ新事務総長、ベケレ前事務総長、近衞会長

エルハッジ・アマドゥ・シィ(Elhadj Amadou Sy, 通称As)が8月1日、連盟事務総長に就任し、近衞会長との新体制が本格的に始動しました。

「最初に赤十字の活動を目の当たりにしたのは1989年、セネガル・モーリタニアの紛争でした。赤十字はどんな時でも、災害時の現場でいち早く活動する、その対応の早さを私はいつも見てきました」就任インタビューでの言葉です。

南スーダン:コレラの流行に立ち向かう

地域で活動するボランティアにより、被害が発生しそうな場所に予防のための情報が直接届けられます

地域で活動するボランティアにより、被害が発生しそうな場所に予防のための情報が直接届けられます ©IFRC

5月半ばにコレラの流行が宣言された南スーダンでは、8月中旬までに5859人が感染し、127人が死亡しています。

南スーダン赤十字社は、何百人もの訓練されたボランティアを動員し、個人宅の訪問やラジオ放送、移動映画の上映などを通じてコレラの予防策についての情報を発信しています。

コレラは感染のスピードが速い感染症ですが、早期に発見されれば治療が可能です。

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