国際赤十字ヘッドラインニュース

What’s new of Movement

世界では今も、紛争や自然災害、感染症などで多くの人びとが苦しんでいます。今回は、そんな世界の人道危機の一つひとつに向き合う国際赤十字の最近の活動について、国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)や赤十字国際委員会(ICRC)のニュース記事からいくつかご紹介します。

西アフリカ:猛威をふるうエボラ出血熱を止めるために

「医療関係者へのエボラ出血熱の感染が広がると、地域の医療システム全体に影響を与えることになります。医師や看護師が恐がって往診に行こうとしない、これがシエラレオネで今まさに起こっている事態です」

連盟の緊急医療担当者アマンダ・マクレランドはこのように話し、医療関係者に対する十分な研修の必要性や予防策の重要性について強調しています。

ブルガリア:洪水被災者を支援

黒海沿岸の都市ヴァルナで、洪水の被災者に生活必需品やこころのケアを提供する赤十字ボランティア

ブルガリア北東部、黒海沿岸の都市ヴァルナで、洪水の被災者に生活必需品やこころのケアを提供する赤十字ボランティア。©Bulgarian Red Cross

ブルガリア北東部を6月19日、洪水が襲いました。

ブルガリア赤十字社のスタッフやボランティアが被災地に赴き、毛布や枕、シーツ、食料、飲料水などを、ヴァルナやドブリチとその周辺にある都市の被災者に提供。

さらに、臨床心理士のチームによるこころのケアの活動を行うなど、迅速な対応を進めています。

イラク:30万人もの人びとが自宅から避難

武装勢力による攻撃などにより、治安が急速に悪化しているイラクのニナワ県やサラハッディーン県、ディヤラ県。何千もの家族が北部のクルド人自治区への避難を余儀なくされました。

イラク赤新月社はただちに対策本部を設置し、イラク第2の都市モスルから北部へと逃れてきた人びとに食料やテントを配付しました。

シリア:アレッポの9万人を超える難民に緊急救援

武力衝突の前線からわずか1区画を隔てた路地でパンを焼く難民の母親。

アレッポにて。武力衝突の前線からわずか1区画を隔てた路地でパンを焼く難民の母親。子どもから片時も目を離しません ©ICRC/VANESIAN, Hagop

内戦が続くシリア北部の都市アレッポでは、水や食料、医薬品がしばしば不足し、何万人もの住民や難民が影響を受けています。

ここ数週間に、ICRCとシリア赤新月社は医療品などを紛争地域の前線へ届けました。

シリア:赤十字・赤新月マークの理解促進が急務

シリア国内で今月初め、介助が必要な子どもたちのための施設で活動中だったシリア赤新月社のボランティア、ナヴァル・アル・ユセフさんが殺害されました。ナヴァルさんも、シリアで活動中の他の多くのボランティアと同様、赤十字・赤新月の標章を身に着けて活動していました。

紛争地で赤十字・赤新月の標章を身につけて活動している人は保護の対象であり、攻撃してはなりません。

※シリア人道危機救援金にご協力をお願いします(平成26年9月30日(火)まで)。

[振り込みについての日本赤十字社連絡先窓口]
日本赤十字社 組織推進部 海外救援金担当  TEL:03-3437-7081 FAX:03-3432-5507