トルコ炭鉱爆発事故で赤十字が支援活動

トルコ西部マニサ県ソマの炭鉱で火災が発生

トルコ共和国西部のマニサ県ソマにある炭鉱で5月13日、大規模な爆発事故が起こりました。

事故による火災は15日現在も収まる様子がなく、必死の救出活動が続けられています。

トルコ当局の発表によると、事故の原因は炭鉱内の変圧器の破裂によるものとされています。炭鉱には事故当時787人がおり、14日時点で363人が救助されました。

トルコ赤新月社の運営するテントと救急車

トルコ赤新月社の運営するテントと救急車

炭鉱内のトンネルが数キロメートルにも及んでいることから、救援活動は難航している状態です。炭鉱に残された作業員の安否が懸念されています。

トルコ赤新月社の支援活動

負傷者を保護するトルコ赤スタッフ

負傷者を保護するトルコ赤スタッフ

トルコ赤新月社(イスラム圏の赤十字社。以下、トルコ赤)は、事故の発生直後から活動を開始。

救助された作業員と家族の救助を待つ人びとに、食料や毛布などの必要な物資を配布しています。現在は炭鉱のそばに、医療救護や家族の待機用に7つのテントを設営中です。

少しでも落ち着けるように温かい食事を提供しています

少しでも落ち着けるように温かい食事を提供しています

炭鉱に隣接するクルクアーチ地区には、既に2つのテントを設営しました。

テントでは医療救護が行われ、救助者や家族が落ち着ける場所として使用されています。

また、温かい食事を提供する調理設備のある車両が到着予定です。

トルコ赤は今後も状況に応じて、血液センターや遺体安置所を設けることを予定しています。

今回の事故に関してトルコ赤は、「こころのケア」を特に重視しています。20人の心理専門家とソーシャルワーカーを現地に派遣。救助された人や救助を待つ作業員の家族、そして死亡者の家族に対するこころのケアに努めています。

救助活動は長引いており、また非常に厳しい条件のもとで行われています。そのため、救助を行う人びとに対するこころのケアへの注力が求められています。

トルコ赤による国際社会への支援要請は、現時点では出ていません。日本赤十字社は引き続き状況を注視するとともに、首都アンカラにある国際赤十字の事務所を通じてトルコ赤と緊密に連絡を取り、必要に応じて迅速に対応できるように準備しています。

◆日本赤十字社は5月を赤十字運動月間として、活動をお伝えするさまざまなキャンペーンを展開。皆さまのご協力をお願いいたします。