韓国で旅客船が沈没~救出者と家族を支える大韓赤十字社

旅客船沈没から1週間、長引く捜索活動

韓国南西部沿岸で4月16日、476人が乗船していた韓国の旅客船「セウォル号」が沈没してから、1週間が過ぎました。これまでに174人が救助されましたが、64人が死亡、238人がいまだに行方不明です(21日午後2時現在、大韓民国政府発表)。

韓国の海洋警察や海軍などの当局は、引き続きダイバーらによる捜索を続けています。

事故に遭った人と家族に必要な支援を

大韓赤十字社(韓国の赤十字社)は事故発生直後から政府と連携し、事故に遭った人とその家族への支援を続けています。

救助・捜索活動の拠点である彭木(ペンモク)港と、避難所であり家族が救出者との再会や行方不明者の安否情報を待つ珍島(チンド)体育館で、117人のスタッフと40人の「こころのケア」専門家、そして677人のボランティアが活動しています。

また、旅客船に325人の生徒と15人の教師が乗船していたソウル郊外の安山(アンサン)市檀園(ダンウォン)高等学校でも、「こころのケア」を中心とした支援を行っています。

救援)(物資の供給

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救援物資を配布する大韓赤十字社のボランティア ©Korean Red Cross

冷たい海の中から救出された人や雨の中で待ち続ける家族、救援活動を行う人のために、大韓民国赤十字社は3,100枚の毛布、1,000枚のタオル、衛生用品を配布しました。併せて、現地に仮設のシェルター10棟を設置しています。

また当局が設けた仮設病院では、大韓赤十字社の医療チームが支援活動を行っています。

温かい食事の提供

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寒い戸外で行方不明者を待ち続ける家族に温かい食事を提供 ©Korean Red Cross

大韓赤十字社は3つの移動式キッチンを使い、彭木(ペンモク)港と珍島(チンド)、檀園(ダンウォン)高等学校で、これまでに温かい食事1万6830食を提供してきました。

また、1万4300食の軽食や水も配布しています。

「こころのケア」の支援

珍島体育館と檀園高等学校で子どもたちを待つ家族のために、大韓赤十字社の40人の専門家が「こころのケア」を行っています。

1週間待ち続けても安否がわからない子どもたちの家族は、心身ともに憔悴しています。不安の中にある家族一人ひとりの話を聞き、少しでも心を癒して力になれるように、支援を行っています。

赤十字は今後も、事故に遭った人とその家族に対して、必要な支援を続けていきます。