韓国で高校生らを乗せた旅客船が沈没

韓国南西部沿岸で4月16日、476人が乗船していた大型旅客船「セウォル号」(6325トン)が沈没しました。

韓国当局の発表では、救出者は174人、死亡者は少なくとも64人、行方不明者は238人とされていますが、人数は未だ変動しており定かではありません(17日午後3時30分現在)。

同船は仁川(インチョン)を出港して済州(チェジュ)島に行く途中であり、325人の高校生と15人の教師、そのほか136人の乗客乗員が乗船していました。

4月16日午前8時55分に救難信号を発信。朝鮮半島南西に位置する珍島(チンド)沿岸付近で徐々に傾きながら、約2時間半後の午前11時30分に沈没しました。

大韓赤十字社が救援本部を立ち上げ

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救助された人を毛布で包む大韓赤十字社のボランティア
©Korean Red Cross

大韓赤十字社(韓国の赤十字社)は同船沈没の情報入手後、乗客の安否を心配する家族が集まっている珍島の珍島体育館に、7人のスタッフと50人のボランティアを派遣しました。

海水に浸かり寒さに震える救出者とその家族に500枚の毛布を配布。また、救出者や救援にあたる人びと、そして乗客を気遣う家族に少しでも温まってもらえるように、およそ1500人分の食事を提供しました。

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冷え切った体を温めて体力を回復してもらえるように、食事を提供 ©Korean Red Cross

さらに地元の赤十字支部は、必要とされる支援に広く対応できるように、臨時の救援本部を立ち上げました。

事故に遭った人と家族のための「こころのケア」

大韓赤十字社は地元の行政当局と協力しながら、必要に応じて苦難の中にある人びとの「こころのケア」にも、積極的に取り組んでいく予定です。