混迷が続くウクライナ~負傷者救護のボランティアを増員中

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衝突による負傷者の応急処置を行う、ウクライナ赤十字ボランティア(2月)

ウクライナでは、クリミア地方の帰属をめぐる対立などの緊張状態が続いており、各地で散発的な衝突が起きています。

ウクライナ赤十字社は、傷ついた人びとの応急処置や病院への搬送などの活動を行ってきました。

負傷者の政治的な立場にかかわらず、人びとの命を守るため、常に中立を貫いて救護活動にあたっています。

こうした活動実績が高く評価され、ウクライナ政府から救援活動を続けていくように依頼を受けました。

しかし現時点でも、ウクライナの急速な状況の変化に追いつくことはできず、活動を担うボランティアや資材も十分足りているとはいえません。

今できる備えを

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衝突により破壊された地域で、救援活動を行っています。資材の確保にも課題があります。© IFRC

赤十字は、救急セットや作業着、ヘルメット、テントに加え、緊急援助に必要な物資の備えを進めています。

また、より多くのボランティアを募集し、一次救命処置や応急処置のほか、長引く混乱から傷ついた人びとの心を支える「こころのケア」に関するトレーニングや、専門家の派遣にも力を入れていきます。

さらに、混乱の中で離ればなれになってしまった家族の再会を支援することも、赤十字の重要な活動です。

日本赤十字社は、国際赤十字を通じて資金援助を行い、ウクライナ赤十字社による人道活動を支援していく予定です。

これからも赤十字は、不安定な状況の続くウクライナで、どのような事態にあっても迅速・公平に人びとの命を助けられるように、活動を続けていきます。