海外たすけあい募金をフィリピンのボランティア育成に活用!

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心肺蘇生法を指導する大町看護師(右)

日本赤十字社は、先月フィリピン中部を襲った台風30号の被害に対して、医療救護活動を行っている一方で、平時からフィリピン赤十字社と協力して保健医療支援事業を続けてきました。

現在、熊本赤十字病院より派遣されている大町麻依看護師からの現地レポートをお届けします。

村の赤十字ボランティアを育成すること

フィリピン赤十字社は、地域の人々が自らの健康を守り、適切な保健衛生サービスを受けられるようにするための一つの活動として、地域保健ボランティアの育成に取り組んでいます。

私が勤務するキリノ州支部の事業地アグリパイ郡では、9つの村で81人のボランティアが普段から活動しています。12月上旬に行った4日間のホームナーシング(家庭看護)研修には、男性6人を含む62人が参加しました。

研修内容は、地元保健所の助産師による母子保健の講義や、体調を崩した家族を安全にケアするための家庭看護法だけでなく栄養学にまでおよび、実技演習を交えて知識と技術を身に着けました。

「私の村に知識や技術を広めたい!」

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新聞紙とビニールを使って、横になっている人を洗髪する際に使うパッド(ケリーパッド)を作る様子

研修に参加したボランティアは、明るく元気でモチベーションが高い方ばかり。

4日間も家を空けてご家族は何も言わないのか気になり聞いてみると、「ノープロブレム!家族のことは村の人たちも見てくれるので大丈夫。ここで学んだことを家族だけでなく村の中で広めていきたいです」。

「村同士の横のつながりもできて、健康管理や家族計画、新生児のケアなどについて正しい知識を得られてうれしい」と語ってくれました。

ボランティアの「学んだ知識を周囲に広めようとする意欲」は本当に素晴らしく、医療に携わる私自身が見習わなくてはならないと感じています。ボランティアが村に戻った後、実践しながらこの技術を定着していけるように、また活動が継続されるように今後も関わっていきたいと思います。

「海外たすけあい募金」にご協力をお願いいたします

現在募集している「海外たすけあい募金」に寄せられたご支援の約1/3は、このような平時からの医療・保健・衛生分野での活動に使われています。

皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

海外たすけあい募金の受付期間は12/1(日)~12/25(水)まで!