ケニア赤十字社がいのちを救う活動でグリーンスター賞を受賞

受賞者に贈られたトロフィー ©ケニア赤十字社

ケニア赤十字社は、2011年9月に発生したパイプライン爆発事件への対応が評価され、9月2日にグリーンスター賞を受賞しました。

この賞は、国際環境NGOグリーンクロス、国連環境計画(UNEP)、国連人道問題調整事務所(UNOCHA)が、環境破壊をもたらす大規模な災害への対応で優れた実績を残した個人や団体を選定し、2年に一度贈っているものです。

2009年に創設され、今年が第3回になります。

2011年9月12日、ケニアの首都ナイロビのスラム街シナイ地区に設置されているパイプラインから住民が石油を抜き取っていたところ、引火して爆発炎上、121人が死亡する大惨事となりました。

ケニア赤十字社は負傷者を近隣病院へ搬送するとともに、職員やボランティアを現場へ派遣し、負傷者の登録や家族の捜索、献血の呼びかけ、被害者への心のケアを行うなど、迅速に対応しました。

授賞式でスピーチするグレ事務総長 ©ケニア赤十字社

スイス・ジュネーブで開かれた受賞式に出席したケニア赤十字社のグレ事務総長は「われわれの支援活動が評価されて光栄に思います。ケニア赤十字社の『真っ先に現場へ駆けつけ、最後に去る』という信念を示した事例でもあります」と述べました。

このような事故が二度と起きないようにケニア赤十字社は、現在7つのスラム街で都市防災プログラムを実施しています。

今回のグリーンスター賞はケニア赤十字のほか、インド洋津波被災地復興に長年貢献したアメリカ赤十字社、東日本大震災による原発事故の直後に住民の避難を指揮した福島県葛尾村の松本允秀村長にも授与されました。