パキスタン洪水復興支援:7,500万円の日赤資金の活用完了

支援した住宅の外観の一例

支援した住宅の外観

2010年7~9月にかけてパキスタンを襲った洪水では国土の5分の1が浸水。国民の10分の1にあたる2000万人が被災しました。

日本赤十字社(以下、日赤)は緊急救援として医師らを派遣したほか、国際赤十字の復興事業に7500万円を拠出。

パンジャブ州640世帯、シンド州1890世帯の住宅再建事業に充てられ、2012年8月までに全額が活用されました。

雨に負けない家に

日赤職員(右)によるモニタリングの様子

日赤職員(右)によるモニタリングの様子

洪水の被災地域では泥レンガの住居が多く、モンスーンシーズンで雨が降るたびに修復を余儀なくされてきました。

今回の再建では耐久力に優れた焼成レンガを使用。実際に建てるのは、研修を受けた受益者自身で、配給された資材を使って行います。

少し費用を自己負担することで、自分好みの外観に仕上げることもできました。

カレモルさん(奥の男性)一家

カレモルさん(奥の男性)

日赤は事業モニタリングのために、適時現地に職員を出張させてきました。

2012年11月に訪問した際に、受益者のカレモルさんは、「これまでの泥でできた家だと、大雨で天井が崩れる危険がありましたが、赤十字の支援によるシェルターはとても丈夫で、安心して住むことができます」と笑顔で話してくれました。

パキスタン建国史上最悪といわれるほどの自然災害に、国際赤十字は110億円規模の復興計画を立てました。

住宅、保健医療、給水・衛生、生活再建などの分野で支援を行っており、2013年7月の完了を目指して活動を続けています。