国際人道法模擬裁判大会国内予選が開催されました

優勝した同志社大学チームはアジア大会に進出します

優勝した同志社大学チームはアジア大会に進出します

独立をめぐる紛争下、拘束された市民を虐待した軍人は、国際人道法上どのような刑事責任に問われるのか―こうしたケースを題材に、大学生チームが弁護側と検察側に分かれて意見を戦わせる国際人道法模擬裁判大会の国内予選が平成24年12月8日、日本赤十字看護大学(東京都渋谷区)で開かれました。

参加したのは4大学の3チームで、同志社大学チームが初優勝し、3月に香港で行われるアジア大会への出場権を獲得しました。

模擬裁判大会は、国際人道法への理解を深めてもらうため、赤十字国際委員会(ICRC)と日本赤十字社、日本赤十字国際人道研究センターが主催しているもので、今回が3回目の開催です。同志社、早稲田、大阪・神戸大学合同チームの3チームは、対戦相手ごとに検察、弁護の両方の立場から英語で主張や反論を展開。題材となったケースが国際人道法上の犯罪に該当するのか、しないのかを論争しました。

優勝した同志社大学の小原茜さんは「判例や事例を読み込み、徹底的に弁論の準備をしたのが勝因」と分析。最優秀弁論者賞を受賞した同大学の大西耕輔さんは「国際人道法は人間のいのちと結びついています。もっと多くの人に関心を持ってほしい」と語っています。

国際人道法とは?
武力紛争(戦争)において、負傷したり病気になった兵士、捕虜、そして武器を持たない一般市民の人道的な取り扱いを定めた国際法です。「国際人道法」という名称の条約は存在せず、「1949年のジュネーブ四条約」、「1977年の二つの追加議定書」「2005年の第3追加議定書」を中心とした、さまざまな条約と慣習法の総称が「国際人道法」です。
詳しくは赤十字と国際人道法をご覧ください