「海外たすけあい」募金キャンペーンが始まりました!

毎年、多くのあたたかいご支援に支えられている「海外たすけあい」。今年も、「たすけあいを、忘れない。」のテーマのもと、全国で募金を呼びかけます。

東日本大震災では、世界160以上の国や地域からたくさんの支援が届きました。

今度は、私たちが世界にできることを。海外たすけあいを通じて、あなたのやさしさを世界中で必要とされている人びとのためにお寄せください。

海外たすけあいとは

「海外たすけあい」は、シリアの人道危機やハリケーン・サンディのように、海外で発生した紛争や災害による被災者の支援や開発途上国への長期的な支援を行うために、日本赤十字社(以下、日赤)が毎年日本放送協会(以下、NHK)と共同で実施している募金キャンペーンです。

昭和58年に第1回目が実施されて以来、毎年12月に全国のNHK支局、日赤支部などに窓口を設けてご協力をお願いしています。

昨年までに寄せられた総額212億円余りの寄付金は、世界に広がる赤十字のネットワークを通して、支援を必要とする人びとのために活用されてきました。

世界のあらゆる脅威に苦しむ人びとのために活用される「海外たすけあい」の支援

救援物資を配付する赤十字スタッフ©ICRC

救援物資を配付する赤十字スタッフ©ICRC

海外たすけあいは、次の3つの分野で活用されます。

1.紛争で苦しむ人への支援 2億2,000万円

(主な対象国:シリアおよび周辺国、南スーダン、スーダン、アフガニスタン、ソマリア、その他突発的な紛争が起きた国など)

宗教や民族対立を理由に紛争が続く地域で、犠牲者の緊急救援や、長期にわたる避難生活を送る人びとの支援にも、海外たすけあいの寄付金が使われています。

事実上の内戦状態にあるシリアでは、すでに約3万人が命を落としているといわれています。そして、今もなお激戦が続くシリアから着の身着のままで隣国に避難している人びとの数は数十万人にも上っています。

日赤は、「海外たすけあい」を財源とする救援金3,000万円を拠出するとともに、激化するシリアの緊急人道支援のため救援金の募集を開始しました。これから厳しい冬を迎え、先行きの見えない厳しい状況の中、負傷者の応急手当や救急車の派遣、食料、調理器具、毛布などを配付し、避難を余儀なくされる人びとの支援を行っています。

地面に描いた手作りの防災マップ

地面に描いた手作りの防災マップ

2.災害で苦しむ人への支援 3億2,000万円

(主な対象国:ベトナム、インドネシア、ネパール、その他突発的な災害が起きた国など)

世界各地で発生する地震、洪水などの自然災害。

海外たすけあいは、発災後、ただちに救援物資を届けるための倉庫の整備や、日ごろからの避難訓練、減災のためのマングローブ植林などを支援しています。

また、起きてしまった災害だけでなく、減災・防災事業にも取り組んでいます。

洪水の多いネパールでは、インフラが整備されていない村々で、地域住民の力で自然災害からいのちと財産を守るための新しい取り組みが始まりました。

日赤は、地域特有の災害やリスクを調査し、万が一災害が起きた場合にはその被害が少しでも軽減できるよう、村人と防災マップを作り、洪水の際にどこに逃げるのか一緒に話し合いを行っています。

こうした地道な努力と時間の積み重ねが地域の人びとの防災に対する意識を変え、地元の人びとが自ら行動していくことが将来の防災につながっていきます。

ママバッグとウガンダのお母さんたち

ママバッグとウガンダのお母さんたち

3.保健・衛生分野等における支援 2億4,000万円

(主な対象国:ケニア、ウガンダ、シエラレオネ、ミャンマー、カンボジアなど)

世界では多くの人びとが貧困のために保健医療サービスを受けられず、本来であれば治せる病気、防げる病気などでいのちを落としています。

5歳の誕生日を迎えることなくいのちを落とす子どもの数は、全世界で760万人にも上ります。

その原因は下痢、肺炎、マラリア、麻疹、早産など、栄養不良や適切な医療が受けられないことにあり、こうした状況に対して赤十字は、長年にわたり保健衛生活動を行ってきました。

現在、日赤が取り組んでいる事業の一つが、ウガンダでのママバッグ(赤ちゃんを安全に出産するために最低限必要な医療資材一式)による出産の安全性を高めるための啓発活動です。

お母さんが安心かつ安全に赤ちゃんを出産するためには、産前検診やお父さんになる男性の妊産婦に対する理解がとても重要になります。また、住民の理解や意識改革とともに、自宅が遠く産前検診や相談に行けない人びとへの支援や、産前検診を担当できる職員の育成など、お母さんが安心して出産するために引き続きサポートが必要な状況です。

全国でイベントや街頭募金がスタート!

今年も、世界中に必要な支援を届けるために12月1日から日本全国で、日赤各都道府県支部を中心に、赤十字ボランティア、青少年赤十字、各種法人の皆さまによる街頭募金やNHKとコラボしたイベント等が一斉にスタートします。

詳しくは「海外たすけあい」特設ウェブサイト・イベント情報をご覧ください。皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしております。