赤十字シンポジウム2012を開催しました

日本赤十字社(以下、日赤)は日本放送協会(以下、NHK)との共催で11月10日、東京・表参道で「赤十字シンポジウム2012」を開催しました。

当日は、小学生から大人まで総勢273人にご来場いただきました。

このシンポジウムは、「海外たすけあい」募金キャンペーンの一環として毎年開催しています。

たすけあいを、忘れない。~今わたしたちにできること~

今年のシンポジウムのテーマは、「たすけあいを、忘れない。~今わたしたちにできること~」。

昨年の東日本大震災の際、世界中から被災された方がたのために多くの温かい支援が届きました。今度は私たちが海外のことを知り、国際援助について学び、一人ひとりができることを考える番なのではないでしょうか。

今回は、より多くの方がたに国際援助の大切さを考えていただけるよう、小学校高学年以上を対象とした分かりやすいシンポジウムを目指しました。

進行はアナウンサーの堀尾正明さんが担当。パネリストには、大学准教授であり社会人落語家でもあるにしゃんたさん、モデルの浜島直子さん、NPO法人宇宙船地球号事務局長の山本敏晴さん、日赤の森正尚国際救援課長というバラエティーに富んだメンバーが登場。感動エピソードから驚きの海外体験まで、さまざまな視点で国際援助について語っていただきました。

第一部はクイズを通して世界を知るコーナー。スリランカ出身のにしゃんたさんが、子どものころに牛車でゾウを数えながら通学していたお話や、山本さんが活動していたシエラレオネの平均寿命(48歳)が○×クイズとして出題され、会場の皆さんは正解を考えながら、世界の災害や紛争、保健衛生の状態などを学びました。

第二部では、浜島さんがスーダンで警察を名乗る強盗団に拘束され、撮影機材もすべて置いていけ、と迫られたエピソードを披露。生きた心地もしなかったところに村の長老が現れ、「スーダンをたくさん援助してくれている日本人には手を出すな」と説得してくれたことから難を逃れたのだそうです。「日本からの支援や気持ちは、ちゃんと現地の方がたに届いているのですね」と浜島さん。

ケニアやウガンダ、ネパールに滞在中の日赤の駐在員からはビデオレターが届き、海外でどのような生活や仕事をしているのかを知ることができました。実際の仕事風景を目にすることができ、子どもたちも国際援助の現場を身近に感じることができました。

「わたしたちの『たすけあい』宣言」

最後に、いま日本にいる私たちができることを、パネリストと会場の皆さんが一緒になって考えました。

日赤の森課長は「まず気づき、考え、そして実行してほしい。今回、このシンポジウムに参加してくださったことも『たすけあい』の第一歩です」と力をこめて呼びかけました。

続いて、「わたしの『たすけあい』宣言」と題し、パネリスト・参加者全員がカードに決意を書き、会場外のパネルに貼り出しました。

子どもたちからは、「ボランティアをすすめる」「まずは誰かに伝える」「買い物で買いすぎない」「日本の豊かさは、色々な国の支援で成り立っていると知りました。学校で友だちに知らせたい。知ってもらいたい」「みんなに今の現状を知らせて、ぼきん、ボランティア活動などのかたちにする!」など、多くの真剣な宣言が届き、それぞれのかたちは違っても、皆の『たすけあい』が一つになったシンポジウムでした。

日赤は今後も、さまざまな企画を通じて、国際援助の輪を広げる取り組みを続けていきます。

シンポジウムの放送予定

このシンポジウムの様子はテレビで放送されます。ぜひご覧ください

放送予定日時:2012年11月24日(土)14:00~14:59

放送番組:NHK Eテレ「TVシンポジウム」