誰かの思いがやがて形になり、人々を笑顔に

連盟 ハイチコレラ衛生促進事業(ハイチ) 小笠原 佑子

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透き通った海、青い空、灼熱の太陽、まさにカリブ海!というイメージとは反対に、街は想像を絶する量のゴミであふれ、たくさんの人々が未完成の家やテントで暮らしています。ハイチはまだ、あの2010年に発生した大震災の爪あとが深く残ったままです。
 

担当する地域は、道路状況が劣悪な山岳地域で行政も訪れない場所が多いため、赤十字は地域密着型で保健ボランティアを育成するところから始めています。日本とは異なり、計画通りにいかない事が珍しくない毎日で、予期せぬ問題もたくさん起こります。成果もすぐにはでないので、とても根気が要ります。しかし、自分たちの地域を立て直したい思いや、炎天下の山道を3~4時間歩いてでも活動に参加するボランティアの情熱に、いつも私の心は揺さぶられます。そして、どんな困難な状況でも「もっと他に改善方法はないか、もっと何かできないのか」と私をいつも奮い立たせてくれるのは、ボランティアや現地住民の笑顔です。
 

誰かの思いがやがて形になり人々を笑顔にしていく。その誰かというのは、ボランティアをはじめとしたプロジェクトに関わる全ての人であり、地球の裏側に住む日本で寄付をしてくれた誰かでもある。赤十字の活動は、そんなあたたかい思いやりから成り立っていることを改めて実感しています。その思いを1人でも多くの人に、より良い形にして届けることが私の志事(しごと)。ハイチの人々が、健康で笑顔になれる未来が訪れる事を願って、プロジェクトスタッフと共に最後まで走り続けます。

              (日本赤十字社和歌山医療センターより派遣の看護師)

※本記事の執筆後、小笠原要員はハリケーン「マシュー」の被災地支援に向けた、国際チームの一員として、現地調査や現場との調整などにあたっています。

2016年ハイチハリケーン救援金受付中
受付期間
平成28年12月31日(土)まで
受付口座
ゆうちょ銀行 郵便局 
口座番号 0110-2-5606 口座名義 日本赤十字社
※振替用紙の通信欄に「2016年ハイチハリケーン」とご記入ください。
※窓口でのお振り込みの場合は、振込手数料が免除されます。
詳細は、日赤のホームページ
検 索 日本赤十字社 2016年ハイチハリケーン救援金をご覧ください。http://www.jrc.or.jp/contribute/help/2016_3/index.html