第10回「赤十字・いのちと献血俳句コンテスト」受賞作品が決定!

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日本赤十字社第10回「赤十字・いのちと献血俳句コンテスト」の表彰式を5日、日本赤十字社本社(東京都港区)で開催し、最優秀賞や優秀賞などの受賞者15人に賞状などを授与しました。

今年で第10回を迎えた本コンテストには6月11日から10月15日までの期間中、多くの皆さまからご応募をいただき、20万句を超える作品が寄せられました。

そして、多くの応募作品の中から、審査員長の俳人・黛まどかさんとゲスト審査員の女優・南沢奈央さんらによる最終審査を経て、厚生労働大臣賞や文部科学大臣賞をはじめとする各受賞作品が決定しました。

主な受賞作品

主な受賞作品は以下のとおりです。

厚生労働大臣賞

初夢は けんけつをする 僕だった (岡山県 山田恭也さん 14歳)

(講評)献血が間近なものになっている中学生にとって、献血ができるというのは大人になることだと彼の中で憧れを抱いているのだと思います。その潜在意識が夢となって表れた。それも初夢となって表れたということで、非常に内面が表現された句だと思います。

文部科学大臣賞

靴紐を 結び直して 入学す (石川県 二枝紗莉惟さん 16歳)

(講評)高校生の希望と夢とかそういったものがみなぎっています。それを漠然とした希望とか夢とかといった言葉ではなくて「靴紐を結び直す」という具体的な行為で表現しています。そして、「入学す」という表現にきっぱりとした決意のようなもの感じられる素晴らしい句だと思います。

この句を詠んだ心情について二枝さんは、「これから始まる学校生活や勉強に不安や期待を抱いていた入学当時のことを思い浮かべながら作りました。高校で文芸部に入り、17音と少ない文字で気持ちを表現する俳句作りを楽しんでいます」と話しました。

日本赤十字社 社長賞

こいのぼり 今年は一ぴき ふえました (沖縄県 美崎伊槙里さん 7歳)

(講評)新しい家族が1人増えることについて、それを5月の爽やかな風の中に揺れるこいのぼりに託しています。小学校二年生の目の高さで描く、新しい命の誕生を祝福する思い、喜びというものが感じられます。

美崎さんは「もう1人家族が増えたらいいなと思って、『こいのぼりをもう1匹買ってほしい』とお願いしました。5匹になったこいのぼりを見ながら、新しい妹か弟と遊んでいる気持ちを想像して俳句を作りました」と句を詠んだ心情を話しました。

審査員のコメント

ゲスト審査員の南沢さんは表彰式で、「今回も素晴らしい作品をたくさん読ませていただき、色々な情景を思い浮かべながら切ない気持ちやわくわくする気持ちなど、皆さんの思いを感じさせていただきました」とコンテストを振り返りました。また、「私も時間があれば献血に参加しています。献血をすることで自分の生活や命の大切さを見直すようにもなりました」とコメントしました。

審査員長の黛さんは、「『いのちと献血』という同じテーマで皆さんは俳句を詠まれていますが、一人として同じ人が存在しないように、一句として同じ句はありません。大人は大人、子どもは子ども、それぞれの目の高さで自分の身近にある命を見つめていることが伝わってきました。皆さんが詠まれた俳句には、俳句を詠もうとしなければ見過ごしてしまうような、とても小さいけれど尊い命のきらめきが満ちていました」と講評しました

ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました。